投打の噛み合った早大が5対1で法大に快勝。エース左腕の好投に打線も応えた。

 ここまで勝ち点1と苦しむチーム同士の対決。早大は今季4試合(先発3試合)に登板して1勝2敗、防御率3.30の小島和哉(4年・浦和学院)が先発。対する法大は、今季5試合(先発4試合)に登板して1勝3敗、防御率3.47の菅野秀哉(4年・小高工)が先発。リーグ戦通算15勝の小島、同16勝の菅野という4年生エース同士の対決となった。

早大の小島が7回1死2、3塁のピンチを凌いでガッツポーズを見せる

 試合はいきなり動いた。1回表、早大が2死から3番・福岡高輝(3年・川越東)の内野安打の後に4番・加藤雅樹(3年・早稲田実)がタイムリー2塁打を放って1点を先制。対する法大も、1番・相馬優人(3年・健大高崎)のヒットから1死1、2塁のチャンスを作ったが、後続が倒れて無得点に終わった。

 

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 続く得点も早大だった。4回表に岸本朋也(4年・関大北陽)がレフトへ自身リーグ戦初本塁打となるソロアーチ。

岸本のリーグ戦初本塁打に沸く早大ベンチ

援護を得た先発の小島は、立ち上がりから低めに丁寧にボールを集めて2回から6回までは無安打ピッチングを展開し、7回に連打から背負った1死2、3塁のピンチも後続を連続三振に打ち取って無失点を継続。そして8回表に2死満塁から小太刀緒飛(4年・日本文理)が走者一掃のタイムリー2塁打を放って試合を決めた。

回表、早大が小太刀のタイムリー2塁打でダメ押しの3点を奪った

 「今日は真っ直ぐが力感なく指に引っかかって投げれていた」と小島。完封目前の9回に「最後はバテてしまって、ゼロで抑えてやろうと余計な力も入ってしまった」と被弾して1点を奪われたが、9回150球を投げて6安打1失点での完投勝利。今西拓弥(2年・広陵)や徳山壮磨(1年・大阪桐蔭)といった下級生が台頭してきた中、4年生エースが渾身のピッチングでチームを勝利に導いた。

■早稲田大vs法政大1回戦
早稲田大 100 100 030=5
法政大  000 000 001=1
【早】○小島-岸本
【法】●菅野、三浦、森田-中村浩
本塁打:早稲田大・岸本《4回ソロ》、法政大:向山《9回ソロ》

◎早稲田大・髙橋広監督
「(小島は)完封は惜しかったですけど、ホームランは仕方ないですね。その後のピンチで追加点をやらなかったのが成長でしょう。今日は100点満点に近い。久しぶりに145キロも出ていた。東大戦で勝ち点を取って、そこから順位は関係なく、初心に帰るつもり、開幕のつもりで勝ち点2を取りに行こうとやってきた。7回のピンチを小島が抑えたことと、8回のチャンスに小太刀が打ったこと。その差でしょうね。でも今日は小島に尽きますね」

◎早稲田大・小島和哉(4年・浦和学院)
「今日は真っ直ぐが良かった。最後は少しバテもあってあんまり良くない終わり方だったので悔しい。完封は今日できなかったので、もう一回挑戦しようと、ここで浮かれるなということだと思います。良かったことを次に継続してできるようにして行きたい」

◎早稲田大・岸本朋也(4年・関大北陽)
「(本塁打は)打った感触は良かった。とりあえず入ってくれと思って走っていた。前の打席が見逃し三振だったので、何とかやり返したいという気持ちで打席に入った。小島は真っ直ぐがしっかり走っていたし、コーナーに投げ切れていた。勝ち点を取り切れるように、明日も初回から気持ちを入れてやって行きたい」