ニューイングランド・ペイトリオッツ1巡 23位指名 OT アイゼイア・ウィン ジョージア大学1巡 31位指名 RBソニー・ミシェル ジョージア大学2巡 56位指名 CBドゥーク・ドーソン フロリダ大学5巡 143位指名 LBジャウォン・ベン…

ニューイングランド・ペイトリオッツ

1巡 23位指名 OT アイゼイア・ウィン ジョージア大学

1巡 31位指名 RBソニー・ミシェル ジョージア大学

2巡 56位指名 CBドゥーク・ドーソン フロリダ大学

5巡 143位指名 LBジャウォン・ベントリー パデュー大学

6巡 178位指名 LBクリスチャン・サム アリゾナ州立大学

6巡 210位指名 WRブラクストン・ベリオス マイアミ大学

7巡 219位指名 QBダニー・エットリング LSU

7巡 243位指名 CBキーオン・クロッセン 西カリフォルニア大学

7巡 250位指名 TEライアン・イゾー フロリダ州立大学

ドラフト1巡目指名のTウィンは昨季330回パスラシュに対し、5回しかプレッシャーを許さなかった優秀なパスブロッカー。 昨季はLTとしてプレーしていたがGでの出場経験もある。今オフにTネイト・ソルダーがニューヨークジャイアンツに移籍したペイトリオッツにとって頼もしい存在だ。

同じく1巡目指名のRBミシェルは、昨季156回走1227ヤード16TDを記録。無駄な走りのない滑らかな走りでラン1回あたり7.9ヤードだった。昨季膝と足首を昨季捻挫しており2011年にはACL断裂と、コンディションの不安はあるが楽しみな選手だ。

ペイトリオッツはQBトム・ブレイディの後継者となりうるQBの指名が1巡目に予想された。1巡目32位でボルチモア・レイブンズに指名されたルイスビル大学のQBラマー・ジャクソンはブレイディが高く評価していると報じられ、指名の有力候補だった。しかし、QBの指名は7巡目219位指名のQBエットリングまでなかった。予想を裏切る形となったが、ブレイディの6巡199位指名、WRジュリアン・エデルマンの7巡232位指名をはじめとして、ドラフト下位指名の選手が活躍するのがペイトリオッツ。エットリングもダイヤの原石なのかもしれない。エットリングは昨季275投中165回成功2463ヤード16TD2インターセプト。パサーレーティングはディビジョン1FBSの中で13位の152.98だった。

バッファロー・ビルズ

1巡 7位指名 QBジョッシュ・アレン ワイオミング大学

1巡 16位指名 LBトゥルメイン・エドマンズ バージニア工科大学

3巡 96位指名 DTハリソン・フィリップス スタンフォード大学

4巡 121位指名 CBターロン・ジョンソン ウィーバー州立大学

5巡 154位指名 Sシリアン・ニール ジャクソンビル州立大学

6巡 187位指名 WRレイレイ・マックラウド クレムソン大学

7巡 255位指名 WRオースティン・プロエル UNC

ビルズはQBアレンを指名するために、タンパベイ・バッカニアーズにドラフト53位指名と56位指名、2つの2巡目の指名権を渡すことで1巡目12位指名と7位指名を入れ替えた。アレンは196センチ101キロの体格と肩の強さを持ち、最もポテンシャルの高いQBとの声もある。ドラフト1位で指名されると予想するアナリストもいた。しかし、昨季のパス成功率が56.2パーセントと低いのが懸念材料。大学でパス成功率が60パーセントを切ったQBは、ジョッシュ・マカウン、ブライアン・ホイヤーなど先発に定着できなかった選手が多いため、アレンの指名は大きな賭けとなる。

3巡目65位の指名権をレイブンスに渡すことで、ビルズはの1巡目22位指名と16位指名の入れ替えを行い、LBエドマンズを獲得した。ゾーン守備を多用するビルズにとって、40ヤード走4秒54とドラトにかかったILBの中で最速のエドマンズは必要な人材だ。

マイアミ・ドルフィンズ

1巡目 11位指名 Sミンカ・フィッツパトリック アラバマ大学

2巡目 42位指名 TEマイク・ジェシッキー ペンシルバニア州立大学

3巡目 73位指名 LBジェローム・ベイカー オハイオ州立大学

4巡目 123位指名 TEダーラム・スマイス ノートルダム大学

4巡目 131位指名 RBカレン・バラッジ アリゾナ州立大学

6巡目 209位指名 CBコーネル・アームストロング 南ミシシッピ大学

7巡目 227位指名 LBクエンティン・ポリング オハイオ大学

7巡目 229位指名 Kジェイソン・サンダース ニューメキシコ大学

Sフィッツパトリックは今年のドラフトナンバーワンDBと言われる選手。3年時には警戒され、守備位置にパスが投げられなかったが、2年時には6インターセプトを記録している。185センチ96キロとDBとしては大柄な体格が強み。「大学ではCBとしてもSとしても、TEをカバーする機会は多かった。俺はTEに当たり負けないし、スピードでも負けないからね」TEロブ・グロンコウスキー擁するペイトリオッツと同地区のドルフィンズ守備の助けとなる。

2巡目指名のTEジェシッキーはドラフトトップクラスのレシービングTEと言われる選手。198センチの身長に加え、垂直跳びではドラフトにかかっているTE中最高の105センチを記録した。ドルフィンズは4巡目でもTEのスマイスを指名。ジェシッキーとは対照的に、ブロックでの活躍が見込まれる。TEジュリアス・トーマスが41捕球388ヤードと活躍できず放出したドルフィンズにとって必要な補強だった。

ニューヨーク・ジェッツ

1巡 3位指名 QBサム・ダーノルド USC

3巡 72位指名 DTネーサン・シェパード フォートヘイズ州立大学

4巡 107位指名 TEクリストフー・ハーンドン4世 マイアミ大学

6巡 179位指名 CBパリー・ニッカーソン トゥレーン大学

6巡 180位指名 DEフェレランゾ・ファトゥカシ コネチカット大学

6巡 204位指名 RBトレントン・キャノン バージニア州立大学

ドラフト最高のQBと言われるQBダーノルドをジェッツが獲得。カバーの厳しい場所にもパスを投げる力に長け、昨季は480投中303回成功4143ヤード26TDを記録した。ディビジョン1FBS最低の22ターンオーバーを喫しているのは気がかりな点だ。しかし、アトランタ・ファルコンズQBマット・ライアンも大学で22回のターンオーバーを喫しながら、一昨年のMVPに輝いているのも事実。ダーノルドの活躍は十分に考えられる。ジェッツが1巡目でQBを指名したのは2009年のマーク・サンチェス以来。「チームの立て直しを担うプレッシャーは正面から受け止めるつもり。俺は自信家で、ありのままでいいと思う。コーチの要求以上のことをできるようにする」と、7年間プレーオフから遠ざかっているチームの期待に応えようとする姿勢だ。

CBニッカーソンは6巡目ながら、NFLで即戦力になる可能性が十分にある逸材。ドラフトにかかっているCB中最速の40ヤード走4秒32を誇る。オフに獲得したCBトゥルメイン・ジョンソンと併せて、昨季25位のパス守備強化が期待される。