◆平成30年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
4月23日 対法大3回戦 明治神宮野球場

 

立大の一塁手が、2日間で“ジキルとハイド”を演じた。失策に失策を重ねた2回戦から一転、この日の飯迫(社4=神戸国際大附)は好守でチームを救った。2点リードの8回、2死一、三塁のピンチ。福田(3年=大阪桐蔭)が引っ張った打球に、思い切り身を投げ出した。白球はグラブの中。すぐさま立ち上がり、一塁ベースを踏んだ。挽回のファインプレーに、「めっちゃ緊張した。捕れてよかった」と胸をなでおろした。

前日の試合で、一時同点となるタイムリーエラーを犯し、結果、チームは引き分けた。その夜、反省を込めて寝る前にグラブを磨いた。朝、自責の念はまだあった。すると、「今日はやったらあかん」と、再びグラブを磨き始めた。丹念に手入れされたピカピカの相棒でこの日は4度の守備機会をこなし、チームを救った。

打撃は持ち前の安定感を披露している。4回は無死一塁から犠打で、つなぎの5番としての任務を遂行。藤野(営3=川越東)の適時二塁打で先制点につなげた。9回には3番手・朝山(3年=作新学院)から執念のヘッドスライディングで内野安打をもぎとった。これで、開幕からの連続試合安打を5に伸ばし、サコメーターも64に更新した。

江藤(済3=東海大菅生)の調子次第では、3番への昇格も考えられる。「ボールも見えるし、対法大では三振もない。だから状態はめちゃめちゃ良いと思います。空き週にしっかり休んで、慶大に全力で当たる」。勝利への思いには、裏も表もない。

(4月24日 浅野光青)

9回、気迫のヘッドスライディング で内野安打をもぎとった飯迫