「デビスカップ」準々決勝の最終日となる3日目、ラファエル・ナダル(スペイン)は世界ランキング4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦し、6-1、6-4、6-4のストレートで勝利した。ナダルは、今年1月の「全豪オープン」準々決勝で足の筋…

「デビスカップ」準々決勝の最終日となる3日目、ラファエル・ナダル(スペイン)は世界ランキング4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦し、6-1、6-4、6-4のストレートで勝利した。

ナダルは、今年1月の「全豪オープン」準々決勝で足の筋肉を負傷し棄権を余儀なくされてから、2~3月は試合に出場せず回復に努めていた。今回の「デビスカップ」が復帰戦となり、初戦でフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を相手に6-2、6-2、6-3と圧勝。今回のズベレフ戦もストレートで勝利し、「クレーキング」ナダルの順調な復帰が印象づいた。

2日目まででスペインはドイツに対して1勝2敗と崖っぷちだったが、ナダルの勝利でイーブンとした後、ダビド・フェレール(スペイン)がコールシュライバーに7-6(1)、3-6、7-6(4)、4-6、7-5とフルセットの激戦を制し、フランスとの準決勝に駒を進めている。

ATP(男子プロテニス協会)によるとナダルは試合後、「簡単にいくはずがなかったから、自分にとってもチームにとっても大切な試合で勝てて、とてもハッピーだ」と振り返った。「自分のプレーレベルにとても満足している。この重要な試合で、第1セットは素晴らしかった。ここで、母国の人達の前でプレーするのは、すごく良い気分だし、特別なこと。信じられない雰囲気の中で、僕にとってとても良い試合だった」。

今回の2試合で周囲の不安を一層したナダル。これからのクレーシーズンでの活躍はもちろん、「全仏オープン」2連覇と前人未到のシングルス11度目の優勝も現実的のようだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」準々決勝でのナダル

(Photo by Manuel Queimadelos Alonso/Getty Images)