以前から改定が予告されていたキャッチ成立の条件が、32人のチームオーナーにより、全会一致で改定された。キャッチ成立の条件は、昨季第15週ピッツバーグ・スティーラーズTEジェシー・ジェームズのTDキャッチが、ボールが地面についた際に動いたとしてキャッチ不成立になったことを発端に、大きな問題となっていた。今回の改定により、

1.ボールをコントロールすること

2.両足、または体の別の部分が接地すること

3.3歩目の移動、第1ダウン更新やゴールラインへ腕を伸ばすような動き、あるいはそれを行おうとすること。等の、フットボールを前に動かそうとする行為。

の3点が新しいキャッチ成立の条件となる。以前まで条件となっていた、「ボールが地面に接した際に動かない」ルールが完全に撤廃されていることが最大の変更点。前述の、ジェームズのTDキャッチをはじめ、多くの疑惑のキャッチ不成立が、キャッチとして認められることとなる。

新ルール歓迎する声が上がる一方で、元NFL審判長ディーン・ブランディーノは「議論を、地面に着く時にボールが動いていたか、から、ボールを前に動かそうとしたかに、すり替えただけ」と批判している。新ルールの是非は、レギュラーシーズンが開幕すれば自然と明らかになるだろう。

ヘルメットコンタクトのルール改定

ルールの改定により、頭を下げてヘルメットでヒット行なった場合、全てが反則となり、15ヤードの罰退、状況によっては退場もありうる。改定の背景には、昨季脳震盪が史上最多の291件報告されており、NFLの調査によると、ヘルメット同士がぶつかった場合、2回に1回は脳震盪になっていた、という事実がある。

NFL競技委員会による退場勧告が可能に

選手が暴力行為など、試合と関係のない反則を犯した場合、審判だけでなくNFL委員会が直接退場勧告を行うことが可能になった。昨季でいうと、ニューイングランド・ペイトリオッツTEロブ・グロンコウスキーの、バッファロー・ビルズCBトラデイビウス・ホワイトへの頭へのレイトヒットなどが、退場の対象となる。

キックオフのタッチバックを25ヤードラインに正式に移動

2016年、2017年シーズンで試用されていたルールが、正式に採用されることとなった。キックオフリターンでの負傷が多いことが原因のルール変更であり、実際キックオフリターンが行われる確率は2015年までの41.1パーセントから40パーセントまで減少した。しかし、負傷する確率は依然として高く、脳震盪は他のプレーの5倍おこっており、キックオフ自体の廃止も検討されている。

試合時間終了後のPATの廃止

試合時間残り0秒で得点が入った場合に、勝敗に関係のないPATを行う必要がなくなった。昨季、ミネソタ・バイキングスとニューオーリンズ・セインツのディビジョナルプレーオフで、試合時間残り0秒で61ヤードのTDパスを通した場面等に適用される。