来月の誕生日を迎えてもまだ28歳と若いウェールズ代表47キャップのアレックス・カスバートだが、来年秋に日本で開催されるワールドカップ出場への道は、自ら閉じてしまったかもしれない。 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでもプレー経験があ…

 来月の誕生日を迎えてもまだ28歳と若いウェールズ代表47キャップのアレックス・カスバートだが、来年秋に日本で開催されるワールドカップ出場への道は、自ら閉じてしまったかもしれない。
 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでもプレー経験がある欧州屈指の大型WTBカスバートは、現在、ウェールズのカーディフ・ブルーズに在籍しているが、来季からイングランドのエクセター・チーフスへ移籍することを決断した。プレミアシップ連覇へ向けて好調のエクセターは3月27日、カスバートと3年契約を結んだと公式に発表した。

 ウェールズラグビー協会は昨年10月、ナショナルチームのセレクションについて基本的にホームランドを拠点にする選手が対象であるとし、「国外でプレーする選手は代表キャップを60以上持っていなければならない」(注:すでに国外クラブに在籍している選手は影響なし。新しい契約から適用)と新方針を明らかにしていたため、13キャップ足らないカスバートはセレクションの対象外となる。

 カスバートは今年のシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)のスコッドに選ばれていたが、ひざの故障により出場できなかった。