「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月1日/ハードコート)の2回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)が第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦。西岡は1-6、4-6で敗…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月1日/ハードコート)の2回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)が第10シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦。西岡は1-6、4-6で敗れ、2回戦敗退となった。試合時間は1時間17分。

両者の直接対決は1勝1敗。昨年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」3回戦では、西岡が1-6、7-6(5)、6-4で勝利していた。ベルディヒは現在世界ランキング13位の32歳。最高では2015年に4位を記録し、2010年7月から2016年10月ごろまでトップ10に入り続ける安定した強さを持つベテランだ。西岡は昨年金星を挙げた相手に再び勝利できるか注目されていた。◇   ◇   ◇第1セット、西岡の立ち上がりは、ダブルフォルトもあり0-30とリードされるが、ベルディヒのミスもありキープ。しかし試合はすぐに動く。第4ゲームの西岡のサービスゲームで、プレッシャーをかけられた西岡はピンチを招くと、またしてもダブルフォルトをしてしまい1-3に。そして第6ゲームでも西岡はピンチに。0-40からデュースまで粘るも、セカンドサーブを積極的に強打でリターンするベルディヒに優位にラリーを進められ、このゲームもブレークされる。そして西岡はチャンスを作ることができないまま、第1セットを1-6で落とした。第2セット、まずは自身のサービスゲームを立て直したい西岡は、苦しみながらも6分近くかけキープ。ベルディヒのショットがことごとくラインアウトし助けられた。それでも西岡は持ち直せない。第3ゲームでダブルフォルトに強打のリターンエースと、サーブ絡みでポイント先行されるとブレークを許し、またも追いかける展開に。そして3-5と後がなくなった第9ゲーム。西岡はマッチポイントを3本握られるもののしのぎ、13分かけてキープする。ネットに出てベルディヒにプレッシャーをかけネットミスを誘ったり、パッシングショットを決めるなどようやくらしさが出てくる。しかし続く第10ゲーム、ベルディヒのサービング・フォー・ザ・マッチを破ることができず、第2セットも4-6で落とし、2回戦敗退となった。ベルディヒは西岡よりもエラーが多く、決して調子が良いわけではなかった。それでも西岡は終始自身のサーブに苦しみ、重要な場面でダブルフォルトを犯すなどペースを作ることができなかった。勝利したベルディヒは3回戦でフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は2回戦敗退となった西岡良仁(「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」の時のもの)

(Photo by Jeff Gross/Getty Images)