「カタール・トータル・オープン」(カタール・ドーハ/2月12~18日/ハード)で、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は14日、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)との2回戦に臨み、勝利を手にした。カウントは6-2、6-4、試合時間は1時間8分だ…

「カタール・トータル・オープン」(カタール・ドーハ/2月12~18日/ハード)で、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は14日、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)との2回戦に臨み、勝利を手にした。カウントは6-2、6-4、試合時間は1時間8分だった。

スビトリーナは2月12日付けのランキングで3位につける23歳。ベースライナーで小気味良い動きで先手を取って展開していくのが特徴だ。実績では、2017年にはプレミア5レベルの3大会を含む5つの大会でタイトルを獲得し、今年最初の「ブリスベン国際」でも優勝するなどしている。

一方の、ボンドルソバは、2月12日付けのランキングで58位と、スビトリーナには大きく水をあけられている。他方で、ボンドルソバの1回戦は、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)で、6-3、6-1だったもので、さらなる上位進出を目指しているところだ。◇   ◇   ◇

試合はスビトリーナが優位にスタート。自身のサービスゲームとなった第1ゲームをキープすると、同選手はボンドルソバのサービスを2ゲーム目でいきなりブレーク。1ブレークアップのリードがいきなり、スビトリーナのものになった。

さらに、スビトリーナが5-2で迎えた自身のリターンゲームでは、デュースに持ち込んだ。ブレークポイントとなるアドバンテージを握るも、一度はボンドルソバが挽回。しかし、2度目のデュースでブレークとなると、6-2。第1セットはスビトリーナの手に落ちた。

第2セットに入ると、流れが反転するかに見えた場面も訪れ、3ゲーム目に、スビトリーナは、15-40の2ブレークポイントを握られた。が、1点を取り返した後に続き、ボレー合戦で競ったポイントも獲得して、デュースに持ち込んだ。結局、いったんはボンドルソバがアドバンテージを確保したものの、自身のミスも重ね、ブレークのチャンスを逸してしまった。

スビトリーナは逆に、2-1で迎えたリターンを優位に展開。1ポイント目がストロークの打ち合いの中で、ボンドルソバがアウトをしたほか、スビトリーナがアドコートでのリターンでバックハンドからの浅いクロスにエースを決めるなどブレークを獲得。1ブレークアップのリードを第2セットでもまずは手にした。

ボンドルソバがリターンバックを実現し、2セット目のカウントがいったん均衡を取り戻したが、最後はスビトリーナが5-4から試合を締めくくろうとする展開となった。

同選手はコードボールがボンドルソバのコートに落ちるラッキーなポイントも取り、3マッチポイントをリターンゲームで掴んだ。一方のボンドルソバは15-40と1ポイントを取ったが及ばず、続くポイントでスビトリーナのリターンエースが試合を締めくくった。

スビトリーナは次の試合でアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)対ペトラ・クビトバ(チェコ)の勝者と対戦する予定だが、いずれの選手が勝ち残っても強敵との一戦になりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年の「全豪オープン」でプレーするスビトリーナ

(Photo by Jason Heidrich/Icon Sportswire via Getty Images)