「ABN AMRO ワールド・テニス」(オランダ・ロッテルダム/2月12~18日/ハード)の大会3日目、杉田祐一(日本/三菱電機)が1回戦で世界ランキング5位、第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦。杉田は善戦するも一歩及…

「ABN AMRO ワールド・テニス」(オランダ・ロッテルダム/2月12~18日/ハード)の大会3日目、杉田祐一(日本/三菱電機)が1回戦で世界ランキング5位、第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦。杉田は善戦するも一歩及ばず4-6、6(5)-7のストレートで敗れ、1回戦敗退となった。試合時間は1時間46分。

第1セットはお互いにキープし合う展開で幕を上げた。途中、ディミトロフが勢いづくシーンもあったが、杉田が果敢に前に出て乗り切り、ディミトロフに流れを持っていかせなかった。お互いに一歩も譲らぬ展開が続いたが、第10ゲームでディミトロフにデュースまで追い込まれ、杉田も粘ったが4度のデュースの末に第1セットを4-6で奪われてしまった。

続く第2セット、第2ゲームでデュースに持ち込まれてしまい、杉田にピンチが訪れる。ここを見事なネットプレーで切り抜けると、逆に第3ゲームでブレークポイントをつかむ。ここでディミトロフがダブルフォルトになり、杉田が1ブレークアップとなる。

その後はお互いにキープする展開となり、杉田がキープすれば第2セットを取るという第10ゲーム。ディミトロフに30-40とリードされると、杉田のリターンがアウトとなり、ゲームカウント5-5と振りだしに戻る。

その後、決着はタイブレークへと持ち越された。先にミニブレークに成功したのはディミトロフだが、杉田も負けずに追い上げる。しかし、最後はディミトロフのエースが鋭く決まり、6(5)-7で第2セットも続けて奪われ、杉田の敗退が決まった。

途中、ディミトロフはプレッシャーのせいかプレーが乱れるなど、集中を欠く場面が何度もあったが、杉田はそこを上手く攻めきることができなかった。

両者の過去の対戦成績は杉田の0勝2敗、これで3敗目となった。結果としてはストレートでの敗退となったが、昨年は「ウェスタン&サザン・オープン」の準々決勝で戦い、2-6、1-6で完敗だったことを考えると、善戦したといえよう。

勝ったディミトロフは2回戦でフィリップ・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は1回戦敗退となった杉田祐一

(Photo by Andy Astfalck/Getty Images)