12月28日、札幌ドームで行われている「NPB12球団ジュニアトーナメント2017 supported by日能研」で前回王者の横浜DeNAベイスターズジュニアが福岡ソフトバンクホークスジュニア、オリックスバファローズジュニアを猛打で立て続…

12月28日、札幌ドームで行われている「NPB12球団ジュニアトーナメント2017 supported by日能研」で前回王者の横浜DeNAベイスターズジュニアが福岡ソフトバンクホークスジュニア、オリックスバファローズジュニアを猛打で立て続けに破り、予選リーグ2連勝で準決勝進出を決めた。

 

本塁打を放った青山達史、小川大地、板垣拓心、秋生智成、田上優弥(ベイスターズジュニア)

 

 

 

★猛打のカギは「ファーストストライク」

初戦の対戦相手だったソフトバンクジュニアの新垣渚監督が「中学生みたいな打球。あれだけキレイに打たれるとは」と舌を巻いたように、初戦で小川大地・田上優弥・青山達史・板垣拓心の3〜6番、そして9番打者の秋生智成にも本塁打が飛び出して、10対7で打ち勝った。

さらにダブルヘッダーとなったオリックスジュニアとの試合では、板垣が両翼70mの特設ライトフェンスを軽々と超える特大の本塁打を放ち、1番に昇格した秋生にも本塁打が飛び出すなど8対1の5回コールド勝ちを果たした。

この打線の大爆発に川村丈夫監督は「もともと力はあったが、予想以上です」と率直に話し「僕は主に投手指導をしているので両コーチのおかげです」と謙虚に語った。

鈴木尚典・加藤政義両コーチを中心とした打撃指導で心がけているというのは、ファーストストライクから積極的に打つということ。初戦で先制3ランを放った青山は「初球が一番甘くなると思ったので」と積極果敢な打撃が大爆発の口火を切ることとなった。また2試合連発となった秋生は「“チャンスでなくても初球から振ればタイミングが合ってくる”と教えてもらっています」と、その大きな効果を明かした。

連覇まであと2試合。川村監督は「1日に2個勝つ大変さを今日知りましたが、連覇にチャレンジしようと、ここまでやってきたので悔いなく戦いたいです」と決意を新たにしていた。

1試合目ハイライト動画

2試合目ハイライト動画

文・写真=高木遊

【29日の試合予定】
7:30
準決勝①北海道日本ハムジュニアvs阪神ジュニア

9:50
準決勝②中日ジュニアvs横浜DeNAジュニア

12:20 決勝戦
※会場はすべて札幌ドーム