ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が、スポーツメディアのESPNの女子最優秀選手に選ばれた。数々のタイトルを獲得し、37歳になってもなお活躍する同選手に、また一つ新たな栄誉が付与された格好だ。ビーナスはすでに大ベテランの一人に数えられるもの…
ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が、スポーツメディアのESPNの女子最優秀選手に選ばれた。数々のタイトルを獲得し、37歳になってもなお活躍する同選手に、また一つ新たな栄誉が付与された格好だ。
ビーナスはすでに大ベテランの一人に数えられるものの、ランキングでは5位を維持。2017年には、「全豪オープン」と「ウィンブルドン」、「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」のファイナリストになり、それぞれの大会を準優勝で飾った。
その中で、同選手は、ESPNによってWTA(女子テニス協会)のプレーヤーから選ばれる2017年の「WTA MVP」に選出。ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)やカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)らの対抗馬を抑えて、受賞した。
ESPNは受賞の理由について、「2017年度は、どの女子プレーヤーも他の選手を突き放すような突出したプレーをできず、トップ選手らにも弱点があった。だが、ウイリアムズは年齢と肉体の衰えを克服し、グランドスラムでも安定したパフォーマンスを見せ、ライバル選手や観客を驚かせてくれた」と説明している。
ESPNの「WTA MVP」の候補としては、ビーナス、ムグルッサ、ウォズニアッキのほか、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)の名前も挙がっていたものの、総合的なパフォーマンスの高さから、ビーナスに決まった模様だ。(テニスデイリー編集部)
※写真は「ASBクラシック」でのビーナス(2016年のもの)
(Photo by Hannah Peters/Getty Images)