第54回全国大学ラグビー選手権大会は12月23日に準々決勝がおこなわれ、優勝12回を誇る明治大(関東大学対抗戦A・2位)が京都産業大(関西大学Aリーグ・2位)を27-21で下し、2年ぶりの準決勝進出を決めた。明大は前回大会の3回戦で京産大に敗れており、今回、雪辱となった。

 11年ぶりの4強入りを目指した京産大だが、キャプテンのHO中川将弥が頸椎(けいつい)損傷により入院中で、もうひとりのキーマンであるNO8フェインガ・ファカイは3回戦で相手選手を殴ったとして2試合出場停止となり、この試合でプレーできなかった。

 前半40分間は、明大がPG2本で6-0とリードして折り返した。
 京産大は、スクラム、粘り強いディフェンス、ブレイクダウンなどで奮闘。しかし、風の影響もあったかラインアウトが不安定で何度か流れが途切れ、ハーフタイム前にはニコラス・ホフア、濱田将暉の両WTBが連続で好走しゴールに迫ったが、得点することはできなかった。

 それでも京産大は51分(後半11分)、ラインアウトからモールで押し込み、明大のコラプシング(モールを崩す反則)でペナルティトライが与えられ、逆転する。55分にも強力モールでゴールに迫り、近場をFWが突いて、ゲームキャプテンのPR酒井健汰がゴールライン上にボールを押さえて8点リードとなった。

 しかし明大は61分、相手の落球からワイドにボールを動かしバックスがつないでチャンスとなり、SO堀米航平がインゴールに飛び込んで流れを変える。65分にはCTB梶村祐介が敵陣22メートルライン外から次々とタックラーをかわしてゴールに持ち込み、20-14とゲームをひっくり返した。さらに70分、攻めていた京産大が敵陣でボールを落とし、それを拾った明大WTB山村知也が60メートル以上走り切って大きな追加点を獲得。13点差となった。

 粘る京産大はその2分後、カウンターからCTB田畑凌が大きくゲインしてCTB坂本英人につなぎ、再び6点差となったが、明大は受け身にならず最後まで攻め続け、熱闘を制した。

 明治大は1月2日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれる準決勝で、慶應義塾大を倒した大東文化大(関東大学リーグ戦王者)と対戦する。