WBCに出場する西武源田壮亮内野手(32)がとにかく“ええ顔”だ。23日、群馬・前橋市内で滝沢夏央内野手(22)らとの合…

WBCに出場する西武源田壮亮内野手(32)がとにかく“ええ顔”だ。23日、群馬・前橋市内で滝沢夏央内野手(22)らとの合同自主トレを公開。「すごく充実してますし、お互い刺激し合いながらできてると思います」と冷たい赤城おろしにほおを少し赤らめながら、日本晴れの笑顔だ。

遊び心もキレキレ。報道陣が集結すると、金子功児内野手(22)を放送室に差し出す。「皆さま、本日はようこそ!」から始まるDJコウジによる開会式(カンペ付き)だ。源田自身も絶口調。「毎日、練習から帰ったら温泉に行ってるんですけど、みんなで鏡の前で『なんかデカくなったな』みたいな」と夜な夜な開催するボディービルごっこを自ら公表した。

1年前の1月、自責とはいえ“神妙”が服を着るような姿だった。シーズン開幕後も低調。妻子が応援に訪れても活躍できず、ベンチを温めた日も。「出られなくて当然という数字」としながら「試合、出たいな…」も当然の感情。そんな中、球団がフィジカル強化方針を立てた。「いいきっかけだなと。思い切ってやってます」。体重が4キロ増えても“たまらん”と形容される遊撃守備への影響はまるで感じさせない。

TBS系日曜劇場から拝借すれば「リブート」か。再起動-。修業の1年を経て、顔つきが戻った。いい方に変わった。西武にはもちろん、侍ジャパンにも追い風だ。「(緊張で)全員が全員、舞い上がっちゃったらおかしくなっちゃうんで冷静に」。頼れる経験者が“ええ顔”で伝える言葉は、大舞台に挑む後輩たちにどれほど心強いか。「また日本を盛り上げられるように」。世界も認める華麗なる守備を誇り、演出家でいたずら好き。取材後は再びDJコウジの登場だ。「僕たちの自主トレを支えてくれている、玉置浩二のファンファーレです!」。イントロが流れる中、笑顔と本気の自主トレが再開した。【金子真仁】

◆23年WBCでの源田 WBC日本代表に選ばれるも1次ラウンドの韓国戦で右手小指を骨折。しかし2日後に練習を再開し、その後は試合にも強行出場した。準決勝では走者がタッチをかわす動きをしたものの、リプレー検証でアウトに。「源田の1ミリ」と呼ばれた。決勝でも世界一の瞬間をショートで迎えた。「いい景色でした。特等席です。一生忘れないと思います」と今でもしみじみ振り返る。なお帰国後はそのままペナントレースへ。骨折が完治しないままシーズンを戦っていた。