東京6大学野球の慶大・常松広太郎外野手(4年=慶応湘南藤沢)が19日、横浜市の同大日吉キャンパスで記者会見に臨み、米大リ…

東京6大学野球の慶大・常松広太郎外野手(4年=慶応湘南藤沢)が19日、横浜市の同大日吉キャンパスで記者会見に臨み、米大リーグのカブスとマイナー契約を結んだ理由を語った。米金融大手「ゴールドマン・サックス」の内定を辞退し選んだ米球界挑戦。同じチームに在籍する鈴木誠也外野手(31)や今永昇太投手(32)との対面を心待ちにし、アーロン・ジャッジ外野手(33、ヤンキース)と「ホームランダービーで戦う」ことを目標に掲げた。3月上旬までに渡米し、キャンプ地に入る。

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就職最難関といわれる内定先の「ゴールドマン・サックス」を選べば破格の待遇が得られる中で、慶大の元4番が選んだのは幼い頃からの夢だった。カブスとマイナー契約し、野球の本場米国へ渡ることを決めた常松は「最も大きな目標としては自分が死ぬ時に後悔のない人生を歩むこと」とした上で、異国での目標に「オールスターに出場して、アーロン・ジャッジ選手とホームランダービーで戦うこと」を掲げた。

「自分の人生の中で一番体力が投下できる20代という期間に、一番大きな挑戦をしたいなというふうに思いました」と、決め手を明かし「I think this ticket will be my dream ticket(これは私にとって夢へのチケットになると思う)」と、TOEIC990点満点の英語で期待を口にした。

球団から提示された背番号は「26」だった。5年でのメジャー昇格を目指し、同僚となる鈴木と今永との共闘を目指す。

同じ右打者の鈴木については「メジャーの第一線で活躍されていて、本当にリスペクトしています。実力的には比べものにはならないと思うんですけど、ちょっとずつ、盗めるところは盗んでいきたい」とし、今永には「スピードももちろんですけど、変化球とかいろんなものを駆使して活躍されている。あとは本当に明るい性格でチームを盛り上げる方というふうに聞いたんで、僕自身も参考にしたい」と目を輝かせた。

決断に迷いはない。壮大な挑戦が始まろうとしている。【平山連】

◆常松広太郎(つねまつ・こうたろう)2003年(平15)10月27日生まれ、米ニューヨーク州ライ市出身。小4から小6までは商社マンの父の仕事の影響で米ニューヨーク州に在住した。中高と慶応湘南藤沢を経て、慶大では3年春からメンバー入り。好きな有名人はゴールドマン・サックスのジョン・ジョイス。大事にしている言葉は「粗にして野だが卑ではない」。大学通算4本塁打、19打点、打率2割6分3厘。185センチ、89キロ、右投右打。