<大相撲初場所>◇初日◇11日◇東京・両国国技館天覧相撲の日程は、事前に発表していいのだろうか? ここ数日、相撲ファンや…
<大相撲初場所>◇初日◇11日◇東京・両国国技館
天覧相撲の日程は、事前に発表していいのだろうか? ここ数日、相撲ファンや関係者の間で話題になっている。
日本相撲協会は9日に、東京・両国国技館で開催される初場所8日目(18日)を天皇陛下が観戦されると発表した。天覧相撲は2020年初場所14日目以来6年ぶりになる。
かつては、警備の関係上、事前発表は控えていたはず。事前に分かるとリスクが高まるから、という説明を受けた記憶がある。協会側は内々でのみ情報を共有。来場者らは、警備がものものしくなっている様子から、「ひょっとして今日は天覧相撲?」と気づく、というのが天覧相撲の恒例だった。
今回はなぜ、事前に日程を発表するのか。日本相撲協会広報部に聞いた。
答えは、「宮内庁が発表したから」。「私たちは来ていただく側なので、こういう言い方はあまりしたくないのですが…」と慎重に話す関係者もいた。来場される日付は、宮内庁と相撲協会が同時発表したが、詳しい時間は非公表。すべては、宮内庁の意向という。
実は、天覧相撲の事前発表は今回が初めてではないことが分かった。日本相撲協会によれば、2019年1月から今回を含む3回はいずれも事前に発表している。「事前発表は控えていたはず」という記憶は、実は不正確な情報だった。
八百長問題などが起きた際、日本相撲協会は宮内庁に天覧相撲の辞退を申し出ている。天覧相撲が開催できることは、角界が平和であることの表れ。初場所ならではの、おごそかな雰囲気を堪能したい。【佐々木一郎】