「ジャパネット杯 春の高校バレー」として実施される「JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(産経新聞社など…
「ジャパネット杯 春の高校バレー」として実施される「JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(産経新聞社など主催)は11日、東京都渋谷区の東京体育館で、男女の決勝戦が行われた。大阪府代表からはこの日、男子・清風、女子の金蘭会が登場。金蘭会は就実(岡山)をストレートで下し、7大会ぶり4度目の頂点に輝いた。2セットがジュースにもつれ込む激戦だった。昨年まで3連覇の王者・駿台学園(東京)を準決勝で破った清風は、東山(京都)と対戦。1セットを奪うなど粘りをみせたが、力尽きた。
金蘭会、5点差を詰める
金蘭会は第1セット、徳元菜々美(3年)の強打などで着実に加点。主将・馬場柚希(3年)の攻撃も加わり、25-20で先取する。
第2セットは就実の猛攻で一時、15-20に。それでも中山沙也(2年)の強打や相手のミスなどで5点差を詰めて同点とする。その後、点差をつけられるも24-24のジュースとし、最後は相手がミス。29-27でセットを奪い、追い詰める。
第3セットは西村里音(りお)(1年)が連続得点と健闘するも、就実の得点が先に20点に届く。ここで金蘭会が粘る。21-24から「試合では焦らないよう意識していた」と語る徳元の3連続得点で追いつく。2セット目と同様のジュースに持ち込み、丹山花椿(つばき)(3年)、石橋光(3年)らの攻撃で27-26に。「みんなのため、一発を決めるつもりだった」と話す石橋。最後は相手の強打がネットにかかり28-26で熱戦を終えた。
池条義則・金蘭会監督「非常にうれしい。(試合の)勝ち方も、ほぼ最後の20点を過ぎてからの逆転だった。こんな勝ち方は、今までなかったと思う」
馬場柚希・金蘭会主将「終盤でリードされる場面が多かった。それでも、粘って逆転勝ちすることができたのは、チームとして成長した証だと思う」
▷女子決勝
金蘭会(大阪) 3-0 就実(岡山)
(25-20/29-27/28-26)
清風、セット奪うも…
清風は第1セット、尾﨑亮太(3年)の強打や西村海司(1年)の硬軟織り交ぜた攻撃でリードするも、相手のサーブにリズムを崩され、逆転を許した。田原璃晟(りせい)(2年)が速攻で反撃するが及ばなかった。
第2セット、田原のバックアタックや速攻、石川叶真(とうま)(2年)の強弱を付けた攻撃で対抗。18-18の同点から西村や尾﨑が奮起し、セットを取り返す。
第3セット、疲労が見え始める中で懸命にプレーするも、攻撃やブロックがなかなか決まらなかった。
第4セットも序盤は食い下がるものの、東山の多彩な攻撃を止められず点差が開く。田原の速攻や尾﨑のバックアタックで意地をみせたが勝利には届かなかった。尾﨑は「最後は打ち切ることができなくて自分の力のなさを痛感した」と悔やんだ。
山口誠・清風監督「セットを取り切れなかったのが響いた。選手らは力を振り絞ってくれた。『来年は自分たちが歓喜する番だ』と伝えた」
下野巧揮・清風主将「この1年間、春高で日本一を取るために練習をしてきたので、あと一歩のところで準優勝で終わってしまい、とても悔しい」
▷男子決勝
東山(京都) 3-0 清風(大阪)
(25-21/19-25/25-19/25-17)