金蘭会3-0就実(春の高校バレー女子決勝=11日)就実の牛田音羽(3年)が最後に放ったスパイクはネットを超えず、決着がつ…

金蘭会3-0就実(春の高校バレー女子決勝=11日)

就実の牛田音羽(3年)が最後に放ったスパイクはネットを超えず、決着がついた。豊富な戦力をそろえる金蘭会と互角に渡り合い、第2、3セットはジュースに持ち込む粘りを見せたが、2大会ぶりの頂点には一歩届かなかった。リベロ仙波こころ主将(3年)は「全部出し切ることができて後悔はない」。悔しさの中にも充実感をにじませた。

序盤は3枚ブロックでエース比留間美晴(3年)のセンター攻撃を封じに来る相手の術中にはまったが、そのままでは終わらなかった。サイドから攻めるよう西畑美希監督が指示を出すと、セッター加藤由詩(うた)(2年)が丁寧にトスを上げ、「レフトから打つのは苦手」と話す比留間や石田恵(3年)が両サイドからの強打で奮闘。「この代は引くことが多かったが、精神的に成長した」と指揮官をうならせた。

わずか4人の3年生がチームを引っ張り、3位だった全国高校総体、岡山選抜の中核を担って制した国民スポーツ大会に続き、全国大会で表彰台に上がった。「4人でここまでこられたのは、人生で一番の財産」と比留間。伝統校の底力を今季も示した。(奥村信哉)