「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会は10日、東京体育館で…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会は10日、東京体育館で準決勝が行われ、女子は就実(岡山)が11日の決勝に進んだ。

豪快かつ冷静に、就実が決勝の舞台へ駆け上がった。「20点(を奪って)以降、絶対負けないという信念がある。打ち切ってやろうという思いだった」。エースの比留間美晴(みはる)(3年)は達成感に浸った。

4人だけの3年生がレギュラーで引っ張ってきた。リベロの仙波こころ主将が拾ったボールを比留間、石田恵、牛田音羽(おとは)の3人に分散させ、得点を重ねていくスタイルだ。

攻撃の核である比留間は徹底マークされても動じない。助走を鍛え、ジャンプ力を高めるトレーニングを積んだ。身長175センチで最高到達点296センチを誇る高さを武器に、3枚ブロックの上からたたきつけ、わずかな隙を突き破る。「相手も必死に止めに来ているんだ」と逆に自信を深め、試合ごとに勢いを増した。

昨季までのエースだった福村心優美(こゆみ)(大阪M)が抜け、西畑美希監督は「だれもが今年は弱いと思ったはず。それでも彼女たちには意地があった。特に比留間は逃げない、迷わない」と成長ぶりに目を細める。

決勝の相手はスターぞろいの金蘭会。比留間は「逃げずに攻めて、強気のプレーを発揮したい」と意気込んだ。(嶋田知加子)