日本ハム育成の安西叶翔投手(21)が8日、2年ぶりの支配下復帰へ“吉兆スタート”を切ったことを明かした。2軍本拠地の千葉…
日本ハム育成の安西叶翔投手(21)が8日、2年ぶりの支配下復帰へ“吉兆スタート”を切ったことを明かした。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷のブルペンで初投げ後、笑顔で言った。「吉でした。でも、書いてあることが全部良かったので“大吉に近い吉”なのかなって自分の中では思ってるんで(笑い)。新年、いいスタートは切れたかなと」。初詣で引いたおみくじが、自身の先行きを明るく照らしてくれたという。
年末年始は地元の京都へ帰省していた。初詣は「平安神宮と家の近くの八神社」に参拝。毎年、おみくじを引くのは八神社。書かれていた詳細までは覚えていないが、どの項目を読んでも前向きな言葉であふれていたという。「本当に悪いこと1つも書いてなくて。だからもう全てにおいて、いいスタートなんじゃないかなと勝手に思ってます」と声のトーンも弾んだ。
今季は高卒4年目シーズン。24年6月に右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受けて同年オフに育成で再契約。昨年9月27日に2軍戦で実戦復帰し、今季は支配下復帰を見据えるシーズンとなる。現状で右肘の状態も「全然大丈夫です」。この日はブルペンで捕手を立たせたまま、直球11球を投げた。「最初なんで、しっかり確かめながら。悪くないんじゃないかなと思います」と、こちらもいいスタートを切った。
まず照準を合わせているのは2月の春季キャンプ中の実戦登板だ。「どう言われるかわかんないですけど、もう自分の中では投げる気でいるので。準備だけはして、いい状態でその日を迎えられるようにって感じですね」。今後もブルペンで投げ込み、アピールの準備を進めていくつもりだ。
現在の背番号は入団時の「54」に100を足した「154」。現在54番は山県秀内野手(23)が背負っている。「もうこだわりは特になかったんで、なんでもいいです。とりあえず2桁に…94と95が空いたので、どっちかの背番号を付けられたら」と目指す新背番号は福島蓮投手(22)が背負っていた「94」か、柳川大晟投手(22)が背負っていた「95」だ。
ともに育成から支配下昇格を勝ち取り、1軍での活躍が認められて今季から45(福島)と47(柳川)に変更となった。「2人とも、お世話になってる先輩ですから」と1学年上の右腕たちの出世番号を継承するためには、何事もスタートダッシュは大事。「吉なら、まだ上がありますから。これからもっと上がっていける」。八神社で光明を見いだし、8日に初投げを行った勝負の育成2年目は、末広がりな1年とする。【木下大輔】
◆安西叶翔(あんざい・かなと)2004年(平16)11月13日、京都府生まれ。小1から北白川ベアーズで野球を始め、中学時代は京都ベアーズ所属。高校は静岡にある常葉大菊川へ進学し、2年秋からサイド寄りの独特なフォームへ変更。22年ドラフト4位で日本ハム入り。24年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフに育成再契約。右投げ右打ち。186センチ、99キロ。今季推定年俸530万円。