「ジャパネット杯 春の高校バレー」として実施される「JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(産経新聞社など…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として実施される「JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(産経新聞社など主催)は7日、東京都渋谷区の東京体育館で男女の2回戦が行われ、滋賀県代表からは、男子・近江と女子・近江兄弟社が出場した。この日からの登場となる近江は、川内商工(鹿児島)を相手にフルセットにもつれこむ熱戦を展開するも惜敗。近江兄弟社は富山第一(富山)と対戦し、1回戦と同様に3セット目まで持ち込む健闘をみせたが、あと一歩、及ばなかった。

近江、フルセットで涙

近江は第1セット、相手の攻撃に翻弄されてミスが目立ち、点差をつけられる。それでも、草野烈(2年)が連続して強打とブロックを決めて食らいつく。「自分のやりたいプレーができた」と草野。守備強化のため、レシーブが得意な杉山立樹(2年)を投入して立て直すが、23―25でこのセットを奪われる。

巻き返しを図る第2セット。草野の先制点を合図に、続けて浅野涼介(3年)がスパイクを決めた。小山晴魁(2年)の攻撃と草野のサービスエースなども後押しして点差を広げ、チームが勢いづく。相手のミスも見逃さずに得点を重ね、25―22で逃げ切った。

第3セットは、相手の堅守に攻めあぐねる。守備の連携も崩れ、連続得点を許す展開に。小山は「流れを持っていかれた」。そのまま勢いにのまれ、20―25で涙をのんだ。

西杉昌也・近江主将 「本来の実力を発揮できず悔しい。2年生がチームを引っ張ってくれたので、来年、この舞台で優勝できるよう頑張ってほしい」

近江兄弟社、あと一歩

近江兄弟社は第1セット、中村莉々佳(3年)や星野心菜(3年)を中心に攻撃を組み立てるが、ミスに付け込まれて引き離され、セットを失う。

第2セットは星野や本村美芙由(1年)の硬軟織り交ぜた攻撃でペースをつかみ、セットを取り返す。

第3セット序盤は一進一退の展開だったが、「勝ちを意識したのか中盤に流れが急変した」(伊藤将史監督)。攻撃のリズムを変えようと、セッターを吉田汐玲(2年)から野村夏希(2年)に交代するも立て直せなかった。無理な体勢からのスパイクで失点する場面さえあった。

星野は「追い詰められた場面で決めきれなかった」と悔やむ一方、「最後まであきらめないという気持ちは持っていた」と振り返る。3人しかいない3年生が「みんなで1点を取ろう」と声をかけながら、チームを引っ張った。

中村莉々佳・近江兄弟社主将 「3セット目に点差をつけられてから、自分たちが我慢しきれなかった。『大会2勝』という目標は後輩に託したい」