「ジャパネット杯 春の高校バレー」JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会第3日(7日、東京体育館)男女の2回…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会第3日(7日、東京体育館)男女の2回戦が行われ、男子で5年連続6度目の出場の川内商工(鹿児島)が23年連続41度目出場の近江(滋賀)に2─1で競り勝った。8日の3回戦では福井工大福井と対戦する。

「スーパー1年生」が勝負どころで躍動した。身長194センチで最高到達点は既に日本代表レベルの344センチと圧倒的な高さを誇るオポジットの田中洸が得点を量産。近江の徹底マークを跳ね除けて勝利に貢献し、「強豪校に勝つことがうれしいです」と声を弾ませた。

鹿児島・高山中時代から全中選抜で活躍した逸材。高校進学時には多くの学校から誘いがあったが、バレーを始めるきっかけになった7学年上の兄・唯斗さんと同じ鹿児島の川内商工へ進んだ。「兄は3年間春高に行けなかったので、その悔しさを自分が晴らしたい。鹿児島の高校で日本一を取りたい」。強い思いを胸に戦っている。

地元からの後押しを受けて大舞台へ乗り込んだ。数年前から春高出場が決まると、薩摩川内市のスーパーマーケットやショッピングモールで部員が募金活動を行い、遠征費用の一部を集めている。週末の時間を使い募金箱を持って「募金お願いします」と声を出した田中は、「『頑張ってね』と言葉をもらいながら募金していただいた。自分たちは地域の住民から応援されている存在なんだと実感することができたので、その人たちの分も結果で恩返ししたいです」と感謝の気持ちを持ってプレーしている。

憧れの選手は日本代表で同じサウスポーの宮浦健人(名古屋)。田代博明監督が「日本を背負えるような選手になってほしい」と期待を寄せる大器は、「3年生を日本一にさせることと、自分のこれからのバレー人生にとっていい大会にしたいです。将来は日本代表としてプレーして、オリンピックでメダルを取りたい」と目を輝かせた。