「ジャパネット杯 春の高校バレー」JVA第78回全日本高等学校バレーボール選手権大会第2日(6日、東京体育館)男女の1回…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」JVA第78回全日本高等学校バレーボール選手権大会第2日(6日、東京体育館)男女の1回戦と2回戦の一部を行い、女子は高校総体優勝の金蘭会(大阪)や国民スポーツ大会優勝の主力だった就実(岡山)などが順当勝ち。総体3位、国スポ2位の富士見(静岡)は下北沢成徳(東京)にフルセットで勝利。女子の1回戦では高知中央などが2回戦に進んだ。

〝鳥人〟ドミニカンが9年ぶりの初戦突破に貢献した。高知中央はドミニカ共和国出身のクリスタル・ヌニェス(1年)が、第1セットの3-6から4連続得点。MB登録ながら、サイドから助走をつけてアタッカー顔負けのスパイクを打ち込んだ。

「難しい試合だった。向こうのチームも頑張ったけど、私たちも頑張りました」

身長181センチの留学生の武器は、今大会の女子でナンバーワンの最高到達点313センチのジャンプ力。バレーボールは14歳から始め、それまではバスケットボールをしていたという。相手に奪われた第2セットは終盤にベンチに下がったが、第3セット中盤に戻ると、21-18から速攻を相手コートに突き刺した。

心強い先輩がいる。同じドミニカ共和国出身で186センチのロドリゲス・カロリーネ(2年)は中学時代に母国で同じクラブに所属した。第2セット終盤から第3セット中盤にかけてコートに立ったカロリーネは、アニメ「ワンピース」が好きで、日本語も既にマスター。試合後の取材ではスペイン語を話すヌニェスの通訳も務めた。

近藤武志監督は1万3000キロ以上離れたカリブ海の島国に足を運び、2人をスカウト。「カロリーネはすごく真面目。クリスタルは(すごい)ジャンプをする」と目尻を下げる。寮では2人が母国の米料理をふるまうなど、絆を深めてきた。

「3年生のためにラスト1点まで頑張りたい」とヌニェス。大切な仲間とともに日本一を目指す。(山下幸志朗)