昨年の春高バレー全国大会でレギュラーとして出場したものの、今回はけがでコートに立てなかった京都橘の大塚美花奈(3年)。主…
昨年の春高バレー全国大会でレギュラーとして出場したものの、今回はけがでコートに立てなかった京都橘の大塚美花奈(3年)。主将も務めた元エースは観客席から声を上げ、コートの内外で仲間たちを後押しした。
大塚は1年から「期待のルーキー」として活躍し、前回の春高では攻撃の主軸として府予選優勝に貢献。主将としてチームを牽引(けんいん)するはずだった。昨年6月、右肩に痛みを覚え、ストレッチなどの別メニューで調整。思うように試合に出られず、三輪欣之監督(65)は主将変更を決めた。
大塚に代わりレギュラーに定着した片岡優(1年)は「美花奈さんに声をかけてもらうと『頑張らないと』という気持ちになる」と意気込む。
リハビリの成果もあり、昨年11月の春高府予選直前に大塚はコートへ帰ってきた。その努力を見てきた三村愛衣(3年)は「3年として後輩を引っ張ることにプレッシャーを感じていた。率直にうれしかった」と振り返る。
大塚はその予選前の練習で左膝を負傷。全国大会出場はかなわなかった。三村は大塚からコートの汗や汚れをふき取るタオルを借りて身につけ、「美花奈の分まで背負って戦うという気持ち」で試合に臨んだ。
チーム一丸となり戦った試合後、大塚は「3年間苦しい練習を共に乗り越えてきた仲間たちにありがとうと伝えたい。大学でもバレーを続ける。それぞれ違う場所での挑戦になるが、悔しさを次につなげて頑張りたい」と話していた。