「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会は5日、東京都渋谷区の…

「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会は5日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕し、1回戦が行われる。都道府県予選を勝ち抜いた男女計104校が出場し、決勝は男女とも11日に実施。全試合がバーチャル春高バレー(https://sportsbull.jp/haruko/)で配信される。

男子では全国高校総体、国民スポーツ大会との「高校3冠」を狙う鎮西(熊本)の一ノ瀬漣(2年)、女子では高校総体を制した金蘭会(大阪)の馬場柚希主将(3年)らの活躍が注目される。

男子 2年生エースはオールラウンダー

高校年代の日本一に今季2度輝き、昨年12月の全日本選手権ではSVリーグ下部のVリーグ三重も撃破した鎮西。攻守の中心を担うのは2年生エースの一ノ瀬だ。

191センチの長身を生かしたバックアタックやジャンプサーブが武器で、サーブレシーブも丁寧にこなすオールラウンダー。昨年11月に急逝した畑野久雄氏の後任としてコーチから昇格した宮迫竜司監督が「歴代のエースの中でも、今の段階ではかなり高いレベル」と評価する逸材は「(真の)鎮西のエースになるため、まだまだ力をつけたい」とさらなる高みを見据える。

国スポ決勝で鎮西を追い詰めた東山(京都)のエースは、一ノ瀬と同じ2年生の岩田怜緯(れい)。新潟・中之口中3年時にチームを全日本中学校選手権初優勝に導いたアタッカーで、最高到達点340センチの高い打点から強烈なスパイクを放つ。

前回4強入りの立役者となった市尼崎(兵庫)のエース、ハントラクル星夏(せな、3年)は勝負度胸がいい。最高到達点339センチを誇る東北(宮城)の遠藤駿(3年)はミドルブロッカーとセッター対角(オポジット)を両方こなせる器用な選手だ。

女子 U-19代表ではアタッカー

金蘭会を牽引する180センチの馬場はU-19(19歳以下)日本代表でアタッカーを務めた。自校では前衛でミドルブロッカーの位置に入り、後衛でもコートに残ってバックアタックを放つ。池条義則監督は「優しすぎる」と精神面の課題を指摘するが、馬場は「池条先生を胴上げできるよう、一戦一戦、本気で戦っていきたい」と腕をぶす。U-19代表勢はSVリーグのSAGA久光入りする下北沢成徳(東京)の荻野明花(めいか、3年)や八王子実践(同)の190センチの紅野花歩(2年)と185センチの大雲舞子(1年)、東九州龍谷(大分)のサウスポー忠願寺莉桜(りおん、2年)らも注目される。

国スポを制した岡山選抜の中核を成した就実(岡山)はSAGA久光入りするリベロ仙波こころ主将(3年)が守りの要。日本が準優勝した2024年のU-17(17歳以下)世界選手権では主将を務めた。

同大会で活躍した横浜隼人(神奈川)のマクアリスターアイリーン心寧(ことね)主将(3年)は179センチのアタッカー。卒業後は米シラキュース大に進む予定で、「目標は全国ベスト4」と高校総体8強からのステップアップを誓う。(奥村信哉)