<WBA世界バンタム級挑戦者決定10回戦>◇31日◇大田区総合体育館◇観衆2756人ボクシングWBA世界バンタム級9位の…
<WBA世界バンタム級挑戦者決定10回戦>◇31日◇大田区総合体育館◇観衆2756人
ボクシングWBA世界バンタム級9位の井岡一翔(36=志成)が同級11位マイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)との同級挑戦者決定10回戦で、4回2分42秒KO勝ち。試合後インタビューに応じた井岡が、日本男子初の世界5階級制覇への思いと、対戦相手の希望を口にした。以下全文。
-手応えはどうだった?
「このバンタム級で初めてのリングで、いい準備の中でリングに上がって、初めてのバンタム級でしたけど、問題なく戦うことができました」
-今まで以上に強いところを見せられた?
「そうですね。皆さんもわかっていただいてると思いますけど、僕自身も今日の試合はあくまで通過点なので、このバンタム級でチャンピオンに返り咲くことが皆さんへの恩返しだと思ってますし、皆さんが期待してることだと思うので、バンタム級でチャンピオンに返り咲く姿をお見せしたいと思っています」
-2回でダウンを奪った次のラウンドで相手が出てきた。
「相手がダウンをしてから試合の流れを変えようとしているのがわかったので、そこに付き合わずに、パンチも外しながら冷静に対応できたと思います」
-4回で倒す手応えはあった?
「KO狙ってましたけど、2ラウンドですか、初めのダウン取った時に、見ているお客さんも自分がいつKOするかなっていう流れだと僕も感じていたので、その中で、できるだけ雑にならずに、でも必ず最後は見てもらってる方にKOを今日はお見せしたかったので、それが実現できてよかったです」
-入場の段階から集中しているように見えた。
「チームとしてもやることをやってきてこのリングに上がっているので、自分たち自信に満ちてリングに毎回上がっていますし、また僕自身こうして皆さんの前で勝利するのがかなり久しぶり。単純に勝利する姿をお見せしたかったので、今日こうして皆さんに久しぶりになりましたけれど、勝利する姿をお見せできてよかったです。ありがとうございます」
-36歳、まだまだこれから?
「年齢関係なく、自分の志だったり目指してるものがあれば年齢関係ないと思うので、それも証明したい。今日初めリングに上がった瞬間に、リングサイドに井上拓真選手が座っていて少し気を取られたんですけど、できればチャンピオンに挑戦させてもらいたいっていう気持ちなので、試合して盛り上げられたらいいなと思います」
-堤誠也もいた。それについては?
「もちろん堤選手とも戦いたいですし、チャンピオンなので僕があんまりどうこう言える立場じゃないんですけど、チャンスさえれば両チャンピオンと戦いたい。でも一番は、井上拓真選手と、来年5月、井上尚弥選手と中谷選手が東京ドームで試合すると聞いているので、そこで僕たちも盛り上げられたらいいなと思ってるので、ぜひそこで試合したいと思っています」
-最後に熱いメッセージを。
「今年も大みそか、こうして会場に足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。いつもこうしてリングに上がって皆さんの声援聞けること、本当に幸せに感じています。そして初めてレミノで応援していただいた皆さん、応援ありがとうございました。必ず来年5階級制覇する姿を皆さんにお見せしたいと本気で思ってるので、皆さん楽しみにしていてください。ありがとうございました」