<RIZIN:「RIZIN師走の超強者祭り」>31日◇埼玉・さいたまスーパーアリーナセミファイナル(第14試合)でライト…

<RIZIN:「RIZIN師走の超強者祭り」>31日◇埼玉・さいたまスーパーアリーナ

セミファイナル(第14試合)でライト級(-71キロ)王座戦が行われ、挑戦者イルホム・ノジモフ(30=ウズベキスタン)が王者ホベルト・サトシ・ソウザ(36=ブラジル/ボンサイ柔術)の顔面にカウンターの右膝を合わせ、1回わずか13秒で衝撃のTKO勝ち。初戴冠を果たした。サトシは6度目の防衛に失敗した。

もともと野村駿太がサトシに挑戦する予定だったが、練習中に左膝前十字靱帯損傷などの重傷を負い、負傷欠場が決定。対戦カードがシャッフルされる中で、ノジモフにベルト挑戦のチャンスが回ってきた。ノジモフは普段はフェザー級(-66キロ)で戦う選手で、“絶対王者”サトシと戦うのは荷が重いとみられていたが、千載一遇の好機をものにした。

ノジモフは試合後のマイクで「今日はサトシ選手が必ずタックルに来ると思っていたので、うまくそれに対応できたと思います。彼が足に入ってきた時、頭の中で『今だ! 行け! 練習してきたことをすべて出せ!』という声が響きました。脳が自動的に反応した感じです」とカウンターの膝は狙い通りだったと笑顔を見せた。

そして腰に巻いたベルトを見つめながら「私は今、世界で一番幸せな人間だと思ってます。本当に信じられないくらいうれしいです」と表情を崩した。