<全国高校サッカー選手権:前橋育英1-2神戸弘陵園>◇31日◇2回戦◇浦和駒場前回王者の前橋育英(群馬)が神戸弘陵学園(…
<全国高校サッカー選手権:前橋育英1-2神戸弘陵園>◇31日◇2回戦◇浦和駒場
前回王者の前橋育英(群馬)が神戸弘陵学園(兵庫)に1-2で敗れ、2回戦敗退となった。
前回大会、活躍したドリブラーMF白井誠也(3年)は悔しさを押し殺して今後を見据えた。
試合後「立ち上がりの部分で失点してしまって、試合を通しても相手の方が気持ちが強かったと思いますし、自分たちの中で、チームの中でのメンタルの弱さだったり、甘い部分というのがあった。最後の大会ではあったんですけど、ほんとに後悔が残る試合でした」と絞り出した。
前回覇者の重圧があったかと問われると、「自分たちとして本当に王者というよりは、今年もチャレンジャーという気持ちでやらなきゃいけない中で、受け身になってしまう部分はあったのかなという風に思います」と唇をかんだ。
スピード感あふれる突破は警戒され、2、3枚で対応された。前半33分に右サイド深くまでドリブルして際どいシュートを放つなど、随所に良さを発揮したが、決定的な仕事はできなかった。
「1年生の頃は体格も小さくて、本当に高校のレベルの高さだったり、難しいというのを感じている中で、2年生からトップチームに絡めるようになって、その中で自分の成長を感じて、2年生の時は選手権で結果出せた。でもやっぱり3年の最後の大会で一発勝負という中で、結果を出すことの難しさだったり、チームとして結果を出すこともそうだけど、自分個人のプレーでしっかりゴールだったり結果を残すというのに対して、自分がまだまだだなっていうのを感じた3年間です」
今後については「大学の方に進学してサッカーを続けていきたいです。日大で」と関東大学1部所属の強豪に進むことを明かした。4年間でフィジカルや体力を強化し、勝負強さも身につける。その後に目指すはプロの舞台。高校の同期は高卒で3人がJリーグに進むことも刺激になる。「しっかり大学4年通して成長していけば自分にもチャンスはあると思うので、自分のできることを1つ1つやっていけたら」と力を込めた。