＜ゴルフ・関東高校選手権冬季大会兼全国大会予選＞〈第1日〉◇24日◇千葉・一の宮CC＝男子（西コース）6541ヤード・パ…
＜ゴルフ・関東高校選手権冬季大会兼全国大会予選＞〈第1日〉◇24日◇千葉・一の宮CC＝男子（西コース）6541ヤード・パー71・出場120人、女子（東コース）6264ヤード・パー71・出場107人
降雨で男子76人、女子が68人がホールアウトできず、サスペンデッドとなり、男子は沖田雫（埼玉・埼玉栄1年）が3アンダー68、女子は臼田藍（群馬・前橋育英2年）3アンダー68で暫定首位に立った。25日に残りホールを消化、18ホール競技で順位を決め、上位男子43人、同女子34人が来年3月18～20日、兵庫県で開催される「全国高校選手権春季大会」（男子＝オリムピックGC、女子＝チェリーヒルズGC）への出場権を得る。
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男子の沖田は今夏の日本アマ15位の実力者。この日は「攻めない守りのゴルフ」が奏功し、想定外の好スコアをマークした。「雨だったので、イーブンで回れたらという気持ちだった」が、上がってみれば4バーディー、1ボギーの3アンダー。「うまくはまってくれた」とニンマリだ。
とくにうまくいったのが16番175ヤード、パー3でのバーディーで、「グリーンのど真ん中を狙った球が、傾斜があったのでピン左手前3メートルに寄ってくれた。チャンスホールではなかったが、取れて良かった」と、思わず笑みをもらした。すると、波に乗った沖田は17番パー4でも連続バーディー、単独の暫定首位に躍り出た。
「目標は全国大会に行くこと」とあくまで謙虚な言葉を口にする沖田だが、心の底では、明日の表彰式で優勝杯を掲げる姿を思い描いている。
女子の臼田は第1組でスタート。「朝早くて、練習場へ行けなくて不安だった」が、出だしの1番333ヤード、パー4で、第2打をピン手前1メートルに付けてバーディー、「気持ちが楽になった」。天候の崩れた後半は、「無理しないで、ドライバーを短く持って、ティーも低く、ボールを上げないようにした」。すると、前半1バーディー1ボギーのイーブンから、後半は3バーディーでボギー無し。「出来過ぎだと思う」と笑顔で振り返った。
昨年9月の群馬県女子アマで、自己ベストの64をマーク。同大会では今年も勝って、2連覇を果たしている。北関東のトップジュニアは、最終日に朗報を待つ。
○‥夏の関東高校選手権覇者の佐藤彩葉（埼玉・埼玉栄2年）が、女子暫定5位に入った。「最近、調子が悪く、パープレーを目指した」ところ、結果は1オーバー。全国大会進出をほぼ確実にし、ほっと胸をなで下ろした。その一方で、ジャンボアカデミー7期生という立場からは、尾崎将司さんの訃報に言葉を失った。佐久間朱莉プロの後ろで回った経験もある佐藤は、尾崎さんから「朱莉のマネをしろ」と指導された思い出を口にすると、「プロになって報告するが目標でした。亡くなられて悲しい」と涙目になっていた。
＜男子上位暫定成績＞
＜1＞沖田雫（埼玉・埼玉栄1年）＝68（35・33）
＜2＞西山修生（茨城・日本ウェルネス1年）＝69（36・33）
＜2＞翁浩宇（神奈川・日大高1年）＝69（34・35）
＜4＞神永直輝（埼玉・埼玉栄1年）＝70（34・36）
＜4＞藤村龍謙（千葉・拓大紅陵1年）＝70（34・36）
＜4＞戸村空汰（埼玉・埼玉栄1年）＝70（33・37）
＜女子上位暫定成績＞
＜1＞臼田藍（群馬・前橋育英2年）＝68（35・33）
＜2＞仁科優花（茨城・第一学院高萩校1年）＝69（37・32）
＜2＞林愛輝美（茨城・明秀学園日立2年）＝69（36・33）
＜4＞中澤紗来（埼玉・埼玉栄2年）＝71（36・35）
＜5＞佐藤彩葉（埼玉・埼玉栄2年）＝72（36・36）
＜6＞戸張美音（東京・日体大荏原1年）＝75（35・40）
