ノーザンファームが精鋭6頭で、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)の6連覇を目指す。 ノーザンファー…

 ノーザンファームが精鋭6頭で、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)の6連覇を目指す。

 ノーザンファームにとってホープフルSは十八番といえるレースだ。14年の重賞昇格以降の11回のうち、17年と19年を除く9回で勝利しており、目下5連覇中。その間の生産馬の成績は【9-4-6-29】の勝率19%、複勝率40%だから凄い。勝ち馬に注目すると16年のレイデオロと24年のクロワデュノールは翌年に日本ダービー馬となっている。

 今年は5頭が登録している。その中でもエース格はショウナンガルフ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)だ。新馬、札幌2歳Sとデビュー2連勝。今回は休み明け、さらには高速決着への対応が課題となるが、スケール感は文句なし。あっさりと無敗戴冠となっても不思議はない。

 他の4頭も侮れない。萩S覇者のバドリナート(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)には、父コントレイルとの父仔制覇がかかる。また、ドレフォン産駒のノチェセラーダ(牡2、栗東・杉山佳明厩舎)は時計がかかれば面白い。さらには非凡な瞬発力を秘めるフォルテアンジェロ(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)、デビュー戦を圧勝したロブチェン(牡2、栗東・杉山晴紀厩舎)も押さえは必要だろう。

 同期のライバルを抑え、クラシックの有力候補に名乗りを上げるのはどの馬か。とりわけ名門牧場出身の6頭の走りには要注目となる。

※一部内容に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。