<SoftBankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:福岡第一88-65四日市メリノール学院>◇23…
<SoftBankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:福岡第一88-65四日市メリノール学院>◇23日◇男子1回戦◇京王アリーナTOKYO
福岡第一が2年ぶり5度目の優勝に向けて好発進した。
第1クオーター(Q)こそ15-15と一進一退の展開だったが、第2Q後半からじわじわ突き放していく。前半の9点リードを後半はさらに広げ、近年、力をつけてきた相手に地力の差をみせつけた。
井手口孝監督(62)は「最初はアジャストされたが、思い切ってゾーン(ディフェンス)に変えた。立ち上がりのシュートがうまくいかない。そのへんが課題」と振り返った。
福岡大大濠との県大会決勝の5日前。205センチの大黒柱・留学生のシー・ムサ(3年)が突然、帰国してしまった。かつてない緊急事態に、名将も頭を抱えた。しかし、双子のダブルポイントガード、宮本聡、耀ら3年生とも話し合い、現有戦力で乗り切っていくしかないと腹をくくった。
県大会決勝では福岡大大濠を80-70で破り、3年ぶりに県王者として今大会に出てきた。井手口監督は「選手たちはちょっと硬いというか、慎重になってしまった。インターハイに出ていないので、(全国での)経験値がないからね。1つずつ戦っていきます」と話した。
25日の2回戦では、強豪・尽誠学園(香川)を破った八戸学院光星(青森)と対戦する。