ホワイトソックス移籍が決まった村上(C)Getty Images 注目を集めた去就は驚きの決着を見た。 現地時間12月2…

ホワイトソックス移籍が決まった村上(C)Getty Images
注目を集めた去就は驚きの決着を見た。
現地時間12月21日、今オフにヤクルトからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた村上宗隆が、ホワイトソックスと契約合意した。詳報を伝えた米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者によれば、契約期間は2年で、総額3400万ドル(約52億7000万円)に収まったという。
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まさに急転直下の合意だ。11月7日にポスティング申請を行って、45日間の交渉が始まった村上。「和製ベーブ・ルース」の異名も叫ばれたスラッガーを巡っては、ドジャース、ヤンキース、メッツ、レッドソックスが交渉を展開。長期契約に加えて、最大総額2億ドル(約308億円)超えの契約締結の予想も出ていた。
しかし、刻一刻と期限が迫る中で、獲得に関する具体的な情報はほとんど流れず。最終的に、2024年にメジャーワースト記録の121敗を喫し、今季も60勝102敗でア・リーグ中地区最下位に沈んだ古豪でのプレーが決まった。
ポスティング以前の“下馬評”を想えば、契約規模を含めて意外な結末だった。なぜ村上の契約は予測を下回ったのか。パッサン記者は「ムラカミに関しては、今回の契約で大金を得るだろうという予想はあった。だが、彼の守備(彼は三塁も一塁も守れる)と、ストライクゾーン内のボールを空振りする傾向に対する懸念から、月曜日に差し迫ったポスティング期限を前に市場の動きは予想以上に低迷した」と論じた。
もっとも、長期契約のオファーがなかったわけではないという。それでも本人が「より高額な短期契約を選択し、MLBの優秀な投手陣に適応できる能力を自ら証明する」ことを決断。球団が再建期にあり、出場機会を確保できるホワイトソックスが理にかなっていると判断したようだ。
パッサン記者は2年後のFAを見越した村上側の動静を「27歳になった時に巨額契約を勝ち取る絶好の機会を得る準備を整えるようだ」と評価。その上で「これは、過去数シーズンの予想より軟調な市場で、短期契約から長期の高額契約へと繋げた他のFA選手たちのケースと類似している」と、その手法が米球界内でポピュラーになりつつあるとも記した。
果たして、世界最高峰の舞台で求められる“結果”を残せるか。日本球界で異彩を放ってきた大砲にとって勝負の2年間となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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