ソフトバンクの高卒4年目イヒネ・イツア内野手(21)が、外野にも挑戦し1軍を狙う。22年ドラフト1位で誉(愛知)から入団…

ソフトバンクの高卒4年目イヒネ・イツア内野手(21)が、外野にも挑戦し1軍を狙う。22年ドラフト1位で誉(愛知)から入団。ずばぬけた身体能力で、2、3年後の正遊撃手として大きな期待が寄せられている。だが、2軍では24年20失策、昨季が22失策。「スローイングが課題。試行錯誤しながら。練習あるのみ」と、まだまだ発展途上だ。

昨秋から外野にも挑戦。「下手ですよ。打球判断が難しい」と話すが快足を生かした守備範囲は広い。「出られるなら、どこでも。開幕1軍からずっといたい」と、幅を広げる。チームには内野、外野もできる周東、牧原大がいて、2人とも侍ジャパンに選ばれた。

イヒネも昨季は2軍で30盗塁を記録。5月30日楽天戦では、代走として1試合、1軍デビューを果たしている。「盗塁のコツはつかんでいないです。技術的にまだ足りない」と話すが、経験を積めば、緒方、川村などが現在起用されることが多い、代走、守備固め枠に割り込んでいくこともできる。

この日も筑後のファーム施設で自主トレ。打撃では置きティーでポイントを確認しながら、力強い打球をネットに突き刺した。「たくさんヒットが打てるようにミートの確率をあげる」と、コンタクト率を高めようと取り組む。

昨季は2軍で自己最多110試合に出場し、打率2割5分9厘、5本塁打、44打点と成長の跡を見せた。「打撃、守備、走塁、もう全部ですね。毎日、全力で頑張ろうって感じです」。リーグ3連覇、2年連続日本一を狙う1軍の壁は高い。だが、世代交代も進めなければ常勝軍団は続かない。イヒネが下から突き上げれば、チームも活性化する。調整を各自に任されるS班が合流するキャンプ中盤までが、目立つ絶好のチャンス。猛アピールするイヒネにキャンプインから注目だ。【石橋隆雄】