タレント峰竜太(73)が20日、37年間担当してきた東海テレビでの中日応援番組からのMCを引退した。最後となる「ドラHO…
タレント峰竜太(73)が20日、37年間担当してきた東海テレビでの中日応援番組からのMCを引退した。
最後となる「ドラHOTプラス」の年末1時間スペシャルに出演。前半はゲストの井上一樹監督(54)と今季を振り返り、番組後半では37年間の軌跡を振り返る秘蔵映像が流された。
長年、ともに取材を続けた評論家の鈴木孝政氏(71)は隣で涙を流しながら振り返った。峰は落合中日時代の黄金期には毎回ビールかけにも参加。初回に黒のタキシードを着ていくと落合博満監督(72)から「おめえが黒で来るから縁起が悪い」と言われた。峰は「『おめえ』って言われてるけど、オレ学年的には2つ上だからな」と笑わせた。
井上監督からは「僕がまた峰さんをそういう場面に呼べるようにしたいな」と話し峰が「来年もしそうなったら呼んでくれます」と聞くと「もちろん」と即答し「ピンク(のタキシード)で」とリクエストした。峰も「優勝したら本当にピンクで行きますよ。日本一の時は半分金、半分ピンクで」と快諾した。
VTRメッセージでは日刊スポーツ評論家の権藤博氏(87)も登場し「いい雰囲気の、選手の味を引き出す、いいコメンテーターだったね。人間性そのものじゃないですか」とメッセージを送った。
峰は「うれしいというかさみしい」と話し「一応、引退はしますが、ドラゴンズのことは忘れようと思っても忘れられないんです。何がって、負けた次の日のこの番組あった時、どうしようかと思うんです。もうほんとに来年は井上監督お願いしますよ。本当にピンクで来ますから。みなさんありがとうございました。頑張れドラゴンズ!」と絶叫し役目を終えた。
後任は東海テレビの小田島卓生アナウンサー(58)が務めることも発表された。