<We love baseball>西武ファンたちが走らなくてもいいのに必死に走った。6日、本拠地ベルーナドーム周辺で「…

<We love baseball>

西武ファンたちが走らなくてもいいのに必死に走った。6日、本拠地ベルーナドーム周辺で「多摩湖駅伝」が開催された。ファン有志の48人が企画し、24区×2チームで肌寒い中を駆け抜けた(または歩いた)。

秋季キャンプが行われた11月、大半のファンは練習見学へ急ぐのに、なぜかライオンズの装いでジョギングを続ける10数人のファンが。記者も森脇のブルペン投球を取材中、場外から「金子さーん」と呼ばれ、振り向いたら外周道路で自主トレ中の皆々様だった。

3年連続Bクラス。再建期とはいえ本気のファンには苦しい。「選手だけじゃなく自分たちも強くなろう」。強くなろう→自主トレ→じゃあ走ろう→駅伝やろう、という大人の遊び心が形になるからすごい。

6日朝、球場前広場でラジオ体操し、タイラー・ネビン外野手(28)の応援歌も「なんだこれ」と言いながらジャンプ熱唱し、各自のスタート地点へ移動。10時55分にスタートし、時折「じゃま」と言いつつジャラジャラ響くクソデカネックレスをタスキ代わりに1人が1キロずつを走り、13時ちょうどにゴールした。

東北や西日本からの参加者もいた。敗れたライナチームのアンカー、武内すみれさん(24)は「全員が本気だからこそ勝ちたかった。すごく悔しいです。この悔しい気持ちは忘れたくありません。必ず来年に」と燃える。喜びも悔しさも。感情を共有し、冬でもライオンズみんなで心1つに。なおSNS時代。選手たちも案外、この熱い駅伝を知っていた。【金子真仁】