<フィギュアスケート:全日本選手権>◇19日◇東京・代々木第一体育館◇男子ショートプログラム(SP)大会初の父子2連覇が…

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇19日◇東京・代々木第一体育館◇男子ショートプログラム(SP)

大会初の父子2連覇が懸かる鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が、104.27点で首位発進した。

今季は本来の完成度から遠く、苦しむ演技もあったが、12月上旬のグランプリ(GP)ファイナルでSP108・77点の自己ベストをマーク。フリーを終えて銀メダルをつかみ、今大会に乗り込んだ。

同い年の佐藤駿(エームサービス/明治大)とともに3枚の26年ミラノ・コルティナ五輪代表切符獲得へ優位な立場だが、前日17日の公式練習後に「本当に大事な試合。オリンピックの1枠目を必ず勝ち取りたいので、本当にそこに向けて、自分自身が今できることを全力でやっていきたいです」と決意を示していた。

父の正和コーチ(54)は91年から3連覇を達成。前回大会で初めて頂点に立った鍵山は、10年の小塚崇彦(父は嗣彦)以来2人目となる父子優勝の快挙を達成していた。今大会を制すれば、史上初の連覇となる。

フリーは20日に行われるが、ミラノ五輪代表発表は全競技が終了する21日夜となる。全日本選手権に優勝すれば、即内定で、1日早く代表切符を得られる。

全日本王者の肩書を持ち、2大会連続の五輪に乗り込むことにこだわる。