バレーボールの全日本選手権は11日、東京体育館で開幕して1回戦が行われ、女子で来年1月の全日本高校選手権(春の高校バレー…
バレーボールの全日本選手権は11日、東京体育館で開幕して1回戦が行われ、女子で来年1月の全日本高校選手権(春の高校バレー)に出場する全国高校総体覇者の大阪・金蘭会高はVリーグの熊本に2-3で逆転負け。高校総体8強の宮城・古川学園高もVリーグのJAぎふに0-3で敗れた。男子は筑波大が2回戦に進んだ。
大会には男子25チーム、女子30チームが出場。20日の準決勝から会場を京王アリーナTOKYOに移し、決勝は21日に行われる。男子のSVリーグ・大阪Bは世界クラブ選手権出場のため参加しない。
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金蘭会高はSVリーグ下部のVリーグで12チーム中3位につける熊本に2セットを先取しながら逆転負け。池条監督は中盤まで先行しながら奪われた第3セットを敗因に挙げ、「逆転されたショックから立ち直れなかった。(熊本の)粘りのあるバレーについていけなかった」と悔しがった。主将の馬場は180センチの長身を生かしたブロックやサーブに加え、バックアタックでも奮闘したが、及ばなかった。「課題がすべて出た。攻撃が対応されたときの引き出しを増やしていきたい」と、同じ会場で行われる来月の春高バレーへ気持ちを切り替えた。