好調な上田をはじめ、今の日本代表には歴代最強のタレントが揃っている(C)Getty Images 来年6月に開幕する北中…

好調な上田をはじめ、今の日本代表には歴代最強のタレントが揃っている(C)Getty Images

 来年6月に開幕する北中米ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、森保一監督率いる日本代表の対戦相手も決定した。F組に入り、オランダ、チュニジア、欧州プレーオフB組(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)の勝者の3か国と、ノックアウトステージ進出を懸けて戦う。優勝を目標に掲げている森保ジャパンにとって、頂点への第一歩となるグループリーグの行方には、はやくも海外メディアも関心を寄せている。

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 韓国メディア『OSEN』が日本のW杯グループFの3試合を展望。12月6日配信のトピックの中で、「“現実的に挑戦できるグループ”を引き当てた」と組分けの印象を綴っている。

 同メディアは、同居する中でのシード国とも言える第1ポッドのオランダについて、「最も強力な相手」としており、「日本はオランダとの過去の対戦成績で1分2敗と劣勢に立たされている」と指摘。また、2010年南アフリカ大会でも同組になったと振り返っており、「グループステージでは0-1で敗れたが、当時も日本は堅く締まった守備で粘り、最後まで崩れない戦いを見せていた」と回想。その上で、今回の現実的な目標として、「失点最小化」と「勝ち点1の確保」と示している。

 さらに、チュニジアとのカードでも、過去の戦績に言及。日本が「5勝1敗と明確に上回っている」と評しながら、「特に2002年の日韓大会のグループステージ最終戦では2-0の完勝を収め、初のベスト16進出への扉を開いた記憶がある」と論じている。来年のW杯でも勝利が狙える相手に位置付け、「今回も日本にとっては必ず勝ち点3が必要な一戦だ」などと見通している。

 そして残りの1つ、4か国から決定となる欧州代表チームとの対戦でも、日本が優位だと同メディアは主張。出場国が来年3月に決まることから、「短期間でチームを再編成しなければならないプレーオフ通過チームが、ワールドカップ本戦で日本を打ち破ることは簡単ではない」と分析する。

 日本のグループリーグでの対戦を読み解く同メディアは、「日本が再びアジア上位の地位を示す機会が訪れた。歴代最高クラスの組み合わせ運を得たわけでもなく、絶望的なグループでもない。グループ突破のハードルが高いのは確かだが、越えられない壁でもない」と予想。ノックアウトステージ進出に期待を寄せている。

 6か月後の本大会を前に、国内外で注目度が高まっている森保ジャパン。強豪国が揃うグループの3試合を乗り切るという大会最初の関門突破へ、青写真は少しずつ描かれ始めている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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