◇国内女子最終戦◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 初日(27日)◇宮崎CC◇6543yd(パー72)…

地元開催の国内メジャーで首位発進

◇国内女子最終戦◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 初日(27日)◇宮崎CC◇6543yd(パー72)◇晴れ(観衆1439人)

手応えは「完璧でした」と永峰咲希は言う。最終18番、左アゲンストの161ydを6番アイアンで急傾斜のグリーンのピン下1mへ。「グリーンに上がってみたら、思った以上に近くてビックリした」。出場40人中2人だけのバーディを決め、家族、親戚、知人ら数十人の“地元応援団”を含むギャラリーを喜ばせた。18番は2打目が打ち上げの大会パー4最長の423yd、この日の平均スコア4.6250で最難関ホールだった。

6バーディ、1ボギーでの5アンダー「67」に「長い人生で、このコースで多分、生涯ベスト」と喜んだ。ジュニアから慣れ親しんだ宮崎CCは、今もオフの合宿中に何度もお世話になる。「冬に回らせてもらう時は、ラフももっと枯れているし、グリーンも硬くてツルツルで」

地の利が生きた“生涯ベスト”「67」

この日のグリーンは、今季からツアーで導入した計測法「ファームネスメーター」による数値で193。公表されたデータではシーズン最高の硬さを記録した。しかもスピンの効きにくい高麗芝。当然、多くの選手は“突っ込み切れないショット”が目立った。ところが “冬の宮崎CC”を熟知する永峰は「この時期なら『もっと突っ込んでいける』という計算があった」という。地の利が好結果につながった。

それにしてもゴルフは不思議だ。昨季途中に球筋をプロ転向から貫いたドローから、ジュニア時代のフェードに戻した。目澤秀憲コーチの助言を受けた決断だったが、今大会の宮崎CCはフェードヒッターが攻めづらいホールが多い。それなのに、この日は「ティショットが安定していた」という。「元々、フェードだけじゃなくドローでも立ちにくいホールがあるコース」と自己分析するが、自分のショットに自信があってこそだろう。

宮崎出身なら誰もが夢見るタイトルへ

最終戦が宮崎開催となった1993年以降、宮崎出身の優勝者は2005年、13年の大山志保しかいない。「宮崎で生まれ育ったプロは、みんなこの大会で勝ちたいと思っていますから」。20年「日本女子プロ選手権」に続く国内メジャー制覇、地元優勝へ。プロ12年目の30歳が文句なしの首位発進を決めた。(宮崎市/加藤裕一)