J2頂上決戦に敗れた水戸ホーリーホックの試合終了直後の「現地独自カメラ」の映像に多くのサポーターが涙した。 11月23…
J2頂上決戦に敗れた水戸ホーリーホックの試合終了直後の「現地独自カメラ」の映像に多くのサポーターが涙した。
11月23日に行われたJ2リーグ第37節で、首位の水戸は敵地に乗り込んで2位のV・ファーレン長崎と対戦した。勝てばJ1初昇格が決まる一戦で相手の倍以上となる15本のシュートを放ったが、力及ばず1−2と敗戦。今季初の連敗で最終節を前に首位陥落となった。
終了のホイッスルが鳴った瞬間、ゲームキャプテンを務める水戸のMF大崎航詩は、その場に立ちすくんだ。そして歓喜に沸くスタンドを見渡し、近くでヒザを落としたチームメイトを抱き起こして背中を叩き、さらに送り出すように背中を押して励ました。
大阪出身の大崎は、大阪体育大学から2021年に水戸に加入。1年目から主力として活躍し、故障で出遅れた今季も4月の第12節以降はボランチとしてスタメン出場を続けてチームの快進撃を支えてきた。27歳となり、リーダーシップも発揮している男が左腕に巻いたキャプテンマークはよく似合う。
チーム全員でのゴール裏サポーターへのあいさつを終えると、大崎は一人だけ引き返し、スタンド最前列まで歩み寄る。そこには、敵地まで駆け付けて声援を送っていた両親の姿があった。父が息子の手を固く握り締めると、たまらず大崎は涙。父は息子の頭を撫で、隣の母は父の手の上に手を重ね、息子に「まだ終わってないから!まだ終わってないから!」と何度も声をかけた。
■「他サポですがもらい泣きしました」
この試合後の水戸のゴール裏シーンを、Jリーグ公式エックス(旧ツイッター)が「現地独自カメラ」として公開すると、SNS上には「大崎航詩キャプテンの独占カメラ、泣いた」「他サポですがもらい泣きしました サッカーっていいよな本当そう思う」との声が寄せられた。
さらに「親の気持ちで見てしまった。最前列で応援する両親なんて素敵すぎる。お母さんの声掛けで日本中が水戸の味方になった。その通り、終わってないどころか次ホームで勝てば良いのだ」「お二人がすべての水戸を支える人 気にしている人の声を代弁してる ホームで迎える最終戦 必ず勝って嬉し涙を流そう」「これは泣いちゃう、、 最終節勝って絶対昇格しよう」などと感動と励まし、そして最終節への決意のコメントが次々と寄せられた。
2位転落となった水戸だが、11月29日の最終節で大分トリニータに勝てば、無条件でJ1昇格が決まる。次は、両親だけでなく本拠地ケーズデンキスタジアム水戸に詰めかけた多くのサポーターが後押ししてくれる。この日、このシーンを見た多くのサポーターがハッピーエンドを期待している。