◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 3日目(22日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd…
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 3日目(22日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd(パー72)
ボギーなしの5バーディ「67」は今週に入って古江彩佳のベストスコアだった。フィールド平均でも「69.543」を記録した伸ばし合いの一日で順位を上げながら、通算7アンダー29位。「4日間通して、それができればベスト」と話したように、2日目まで60台で回れなかった分を週末の爆発力で取り返そうと必死になっている。
「アムンディ エビアン選手権」でのメジャー初制覇、平均ストローク1位に贈られる「ベアトロフィ」を日本勢で初めて戴冠と充実のシーズンを送った昨季に比べれば、もどかしさが募る米ツアー4年目を過ごしてきた。
「全米女子オープン」「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」のメジャー2試合を含めた5度の予選落ちは、日米のキャリアを通じてシーズン最多だった。ラストマッチに臨む時点の年間ポイントランキング25位が4年目にして最も“悪い”という事実は、古江が米国でどれほど順調にステップアップしてきたかの証明でもある。
専属トレーナーを帯同したり、複数の選手でトレーナーをシェアすることが一般的な米ツアーで、昨季までの古江はどちらにも当てはまらない少数派の選手だった。それが今季からは折に触れてケアをお願いするようになったという。かつては、ほぐしてもらった身体の“緩み”がショットのフィーリングに影響することを嫌ってトーナメント期間中の施術は基本的に避けていたはず。「米ツアーは移動距離も長いですし、(25歳のシーズンで)疲れやすくもなってきたので」と経緯を明かす。
譲れない部分の線引きはしっかりしている。ケアを受けるのは週初めに限定し、そこからはショットのフィーリングに影響が出ないよう調整。やることが増えても、回った経験のあるコースを含めて事前チェックはなるべく2ラウンドというルーティンも崩していない。
ルーキーから4シーズン連続となったこの最終戦前も、まさにそんな時間の使い方だった。ちなみに米ツアーの“同期”で、世界ランキング1位ジーノ・ティティクル(タイ)とお気に入りのタイ料理店でテーブルを囲むことも当地での恒例行事として定着。柔軟に変化を取り入れつつ、変わらずトップ選手として最高峰の舞台で存在感を示していく。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)