シーズン途中にド軍に加入したコールが明かした思い ドジャースから届いたオファーは思いがけないものだった。16日(日本時間…

シーズン途中にド軍に加入したコールが明かした思い

 ドジャースから届いたオファーは思いがけないものだった。16日(日本時間17日)、ドジャース専門メディア「The Dodgers Bleed Los Podcast Network」が公開した動画にアレックス・コール外野手が出演。シーズン途中にドジャース加入が決まった際の心境を赤裸々に語った。

 コールは7月31日(同8月1日)にナショナルズからドジャースに加入。球団からトレードを告げられた際は「真っ先に『ドジャースは私を欲しいの?』って思ったよ」と明かすと、「『既に最高のチームじゃん』ってね。(ドジャースに)認められたことは、特別なことだった。なので、『よし、これからの3か月でワールドシリーズに行ける可能性がある。だから、一瞬一瞬を味わいながら、可能な限りチームに貢献しよう』と、思ったんだ」と決定直後に抱いた思いを振り返った。

 ドジャース加入後の8月19日(同20日)、敵地で行われたロッキーズ戦で移籍後初HRを含む4安打2打点の活躍を見せ、その名を広めた。レギュラーシーズンでは38試合に出場し、打率.247、2本塁打、5打点(2球団合計で打率.267、5本塁打、31打点)。ポストシーズンでも出場を続けた。

 ワールドシリーズでは延長18回の熱戦となった第3戦に途中出場し安打を放った。「あの試合はクレイジーだったよ。初回から準備はできていた。安打を記録して、試合にも勝てたことは夢のようだった。ワールドシリーズに出場することは、全(野球)少年少女の夢でしょ。しかも、安打も記録した。思いっきりスイングして、(ボールが)外野に抜けた瞬間、『これは一生忘れることないな』と、思ったよ。特別な体験だったよ」と笑みを浮かべた。

 インタビュアーからワールドシリーズ連覇について聞かれると「本当に幸運なことだったよ。夢が叶ったような気分だ。この経験が出来たことを神に感謝したい。シーズン開幕はナショナルズで過ごして、最終的にドジャースでワールドシリーズ優勝リングを獲得することができた。本当に目まぐるしい体験だった。とても楽しかったし、みんなと祝うことができてグレートだったよ」と、激動のシーズンを満足気な表情で振り返った。

 2022年から所属していたナショナルズは、今季ナ・リーグ東地区で最下位に終わっただけに、ドジャースからのオファーは31歳の運命を大きく変える形となったようだ。(Full-Count編集部)