「春高バレー」の愛称で親しまれる「JVA第78回全日本バレーボール高校選手権」奈良県大会(県バレーボール協会、産経新聞社…

「春高バレー」の愛称で親しまれる「JVA第78回全日本バレーボール高校選手権」奈良県大会(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)は16日、男女の決勝が同県橿原市のジェイテクトアリーナ奈良で行われた。男子は添上が天理を下し、2年ぶり36回目の優勝を果たした。女子は奈良文化が奈良女子を下し、3年連続7回目の優勝を決めた。両チームは、来年1月5日に東京体育館(東京都渋谷区)で始まる全国大会に県代表として出場する。

男子決勝は昨年と同じ顔合わせとなり、添上が身長187センチの主将、堀結仁の高さのあるスパイクなどで前回の雪辱を果たした。添上はスピーディーな攻撃で第1、2セットを連取。粘る天理に第3セットをとられたものの、第4セットは逆転で振り切った。

添上の梶屋賢太監督は「レシーブ強化などの対策をやり、成果を出せた」とし、堀主将は全国大会で「ベスト4に食い込めるよう頑張りたい」と語った。

女子決勝は奈良文化が身長175センチの伊藤苺らの力強い攻撃で、奈良女子を振り切った。奈良文化は第1、2セット後半に踏ん張り連取。第3セットは勢いをつかんだ奈良女子にとられたが、第4セットでは再びリズムを取り戻した。

奈良文化の山川真史監督は「技術だけでなく、戦いの姿勢や気持ちの持ち方を指導し、発揮されたと思う」と振り返り、橋本芽依主将は「全国大会ではベスト16を目指す」と話した。