「春の高校バレー」として知られる「JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会」の出場権を懸けた北海道代表決定戦の…
「春の高校バレー」として知られる「JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会」の出場権を懸けた北海道代表決定戦の男女の決勝が14日、札幌市の北ガスアリーナ札幌46で行われた。男子は札幌大谷が東海大札幌を2-0で下し、初優勝。女子は旭川実が札幌大谷を2-0で破り、2年ぶり22度目の優勝に輝いた。
来年1月5日に東京都渋谷区の東京体育館で開幕する全国大会には、準優勝の男子・東海大札幌と女子・札幌大谷を合わせた4チームが北海道代表として出場する。
男子は札幌大谷がストレート勝ち。3年の主将、遠山吹輝(ふぶき)は「試合中は(チームの)雰囲気が良く、ブロックや切り替えしなどの動きも理想的だった。初優勝できてうれしい」と試合を振り返り、「全国大会もこの調子でいきたい」と抱負を述べた。
三原隆佑監督は「選手たちが頑張ってくれた。苦しい1年だったので、いろんなものがこみ上げてきた。優勝はこんないい気持ちになるんだと知りました」と話した。
女子の旭川実業は圧倒的な強さで22度目の優勝を手にした。3年で主将の中村咲陽(さよ)は「勝ちたいという強い気持ちを表すことで勝てた。バレーボールを楽しむ気持ちでプレーできた」と喜びを語った。
岡本祐子監督は2年ぶりの優勝に「この2年は長くて苦しかったけど地力ができた。全国大会に向けて頑張りたい」と述べた。(坂本隆浩)