「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会…
「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会は7県で決勝が行われ、埼玉は女子の細田学園が本大会出場を決めた。
埼玉は決勝がSVリーグ女子・埼玉上尾の主催試合と「共同開催」という、異例の形となった。
会場は例年、県の決勝が行われるサイデン化学アリーナ(さいたま市)だが、午前に高校、午後にSVリーグの試合が行われ、コートは通常の板張りからタラフレックスのオレンジコートに、プレー映像が場内ビジョンに映し出されるなど〝プロ仕様〟となった。
「春高の本番も同じオレンジコート。これを大事な経験として頑張りたい」とは、2年ぶりの本大会出場を決めた細田学園の嶋崎紗恵子主将(3年)。SVの試合のハーフタイムには「壮行会」として選手全員がコート上で紹介され、観客の声援を受けた。
春日部共栄出身で元日本代表の入沢まい(埼玉上尾)は、この環境でできる後輩たちを「うらやましいと思った」と笑顔で話した。(只木信昭)