「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)の埼玉大会女子決…

「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)の埼玉大会女子決勝が8日、さいたま市のサイデン化学アリーナさいたまで行われ、細田学園が3-1で春日部共栄を下し、2大会ぶりの全国切符をつかんだ。SVリーグ女子の埼玉上尾が協力し、同会場で行われた姫路戦の前に実施。選手たちはSVリーグ仕様で、春高本大会と同じ床材の「オレンジコート」でプレーした。

埼玉上尾-姫路のセット間には細田学園の壮行会も行われ、埼玉上尾の山岸あかねアンバサダーが激励品を贈呈し、選手による激励のビデオメッセージも上映された。

埼玉上尾による地域貢献活動の一環で、ホームアリーナで春高バレー愛知大会を開催した実績のあるSVリーグ男子の名古屋の事例を参考にしたという。細田学園の伊藤潔美監督は「オレンジコートは本当にボールがよく見える。サーブも打ちやすい」と感謝し、嶋崎紗恵子主将(3年)も「すごく集中でき、ボールもよく見えた。本戦に近い形で、いい経験になった」と話した。

春高バレー埼玉大会女子決勝の観客には、埼玉上尾-姫路の無料観覧席も用意された。9日の男子決勝、昌平-春日部共栄も同様の形で実施される。