「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会…

「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地方大会は8日、6県で決勝が行われ、埼玉はSVリーグ女子・埼玉上尾主催試合との「共同開催」として女子が行われ、細田学園が春日部共栄を3-1(25-16、26-24、20-25、25-11)で下して2大会ぶりの全国切符を手にした。

春高バレーの地区代表決定戦がSVリーグと同日開催で行われるのは極めて異例。例年は板張りの床にテープでラインが引かれたコートだが、この日は〝プロ仕様〟のタラフレックスを使ったオレンジコートでプレーすることになった。

その場で2年ぶりの本大会出場を決めた細田学園の嶋崎紗恵子主将(3年)は「春高の本番も同じオレンジコート。これを大事な経験として頑張りたい」と気合が入った。

「ラインの内外が見やすく、サーブも打ちやすい」とは伊藤潔美監督。プレーした嶋崎主将も「ボールがよく見えて集中しやすいといわれていた。実際そうだった」と好感触だったようだ。

ほかにも〝プロ仕様〟として、プレー映像が2面の大型ビジョンで常時流されてもいた。主砲の中島果穂(1年)は緊張するのか「見ないようにしていました」と苦笑いしていた。

9日には男子決勝も、同じ「共同開催」で行われる。