「春の高校バレー」として行われる「JVA第78回全日本バレーボール高校選手権大会」(産経新聞社など主催)の埼玉県大会は5…
「春の高校バレー」として行われる「JVA第78回全日本バレーボール高校選手権大会」(産経新聞社など主催)の埼玉県大会は5日、さいたま市桜区のサイデン化学アリーナで男女の準々決勝と準決勝が行われ、男子は昌平と春日部共栄、女子は細田学園と春日部共栄が決勝で対戦することが決まった。
男子は、第4シード昌平が、準々決勝で堅守の大宮東にストレート勝ちした。準決勝は、主将でエースアタッカーの棚沢一葉(3年)の攻守にわたる活躍や上沢星流(1年)のクロスのスパイクで得点を重ねて第1シードの埼玉栄をストレートで破った。
第1シード埼玉栄は、準々決勝では小出譜未(2年)のスパイクなどが決まり伊奈学園総合に勝利した。しかし、準決勝は昌平の気迫のある攻撃と粘り強い守備に対し、ミスが出るなどして追い上げきれず、ストレート負けした。
第2シードの春日部共栄は、準々決勝で坂戸西と対戦し勝利した。準決勝は打点の高い伊藤巧寿(3年)のスパイクなどが決まり第3シードの正智深谷との接戦をものにした。
女子は、第1シードで総合力のある細田学園が準々決勝で正智深谷にストレート勝ち。準決勝は身長180センチと高さのある平沼日頼(2年)らが要所でスパイクを決めて第4シードの市川越を突き放した。
第2シード春日部共栄は、準々決勝で追いすがる伊奈学園総合を振り切った。準決勝は、昨年の県予選優勝校で第3シードの狭山ケ丘の粘り強い守備に苦しめられたが、要所で得点を決めて、息詰まる攻防を制した。
狭山ケ丘は準々決勝で本庄第一を振り切ったが、準決勝では春日部共栄の高さに苦しんだ。
決勝は、女子が8日、男子が9日、ともに同アリーナで行われる。男女の優勝校は来年1月5日に東京都渋谷区の東京体育館で開幕する全国大会に出場する。(昌林龍一)