「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高校選手権(産経新聞社など主催)の埼玉県予選が4日、開幕…

「春の高校バレー」として行われるJVA第78回全日本バレーボール高校選手権(産経新聞社など主催)の埼玉県予選が4日、開幕した。男女各36校が出場し、さいたま市桜区の「サイデン化学アリーナさいたま」を主会場に、1、2、3回戦が行われ、8強が出そろった。

男女のシード校は、この日行われた2回戦から登場。男子は、第1シード埼玉栄が、身長190センチの坂本吏巧選手(3年)らの力強い攻撃などで浦和実とふじみ野を下した。第2シード春日部共栄は、コンビバレーが機能し新座柳瀬と所沢北を破った。ともにベスト8進出を決めた。第3シード正智深谷は2回戦で鷲宮を下し、第4シード昌平も2回戦で上尾を破った。

女子は、180センチのアタッカー平沼日頼選手(2年)らを擁する高さのある攻撃が持ち味の第1シード細田学園が、安定した戦いをみせ小川とふじみ野を下した。第2シード春日部共栄は、得意のブロック力をいかした安定した守備で秋草学園と聖望学園を破った。ともに、ベスト8入りを決めた。第3シードで昨年県予選優勝校の狭山ケ丘、第4シード市川越は、ともに2回戦を勝ち抜いて3回戦進出。関東大会でベスト16入りした伊奈学園総合は、久喜に勝って3回戦進出を決めた。

準々決勝と準決勝は5日、「サイデン化学アリーナさいたま」で行われ、女子の決勝は8日、男子の決勝は9日、ともに同アリーナで行われる。

男女の優勝校は、来年1月5日に東京都渋谷区の東京体育館で開幕する全国大会に出場する。(昌林龍一)