【JリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド 決勝 サンフレッチェ広島vs柏レイソル 2025年11月1日(土)13…

【JリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド 決勝 サンフレッチェ広島vs柏レイソル 2025年11月1日(土)13:10キックオフ 国立競技場】撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■今季最多6万2466人が詰めかけた国立競技場

 気温22.2度、秋晴れの国立競技場に集まった観客は、今季Jリーグ公式戦最多入場者数を更新する6万2466人を数えた。スタンドは「紫」と「黄色」に染まり、両クラブのサポーターの熱気に包まれていた。

 圧巻のコレオグラフィーの中で選手たちが入場し、キックオフを迎える。柏はいつも通り、ポジションを変えながらボールをテンポ良く動かし、リカルド・ロドリゲス監督のもとで築き上げてきた自信のスタイルでゴールを目指す。

 一方、今季リーグ戦最少失点の堅守を誇る広島はマンツーマンで対応して柏を苦しめる。特にフェイスガード姿の田中聡がピッチ中央で躍動。柏の攻撃のキーマンである小泉佳穂に前を向かせない。さらにスペースも使わせず、ポケットを使って数的優位を作ろうとする柏の目論見を打ち破った。

 試合は、ボールを保持しながらも持ち味を発揮できない柏とうまく守りながらもボールを前に運べない広島という展開へ。互いにゴールへ迫れないまま序盤は時間が流れた。

 均衡を破ったのは広島。前半25分、中野就斗のロングスローからDF荒木隼人が打点の高いヘッドで先制点を奪う。さらに同38分、ゴール正面やや右の位置でフリーキックを得ると、東俊希が左足から鋭いシュートを放って再びゴールネットを揺らした。

■前半3−0、後半に柏が反撃を試みるも…

 直近のリーグ戦での成績と調子などから、戦前の予想では「柏優位」の声も多かったが、試合を優勢に進めたのは広島だった。

 広島の勢いはさらに増す。前半アディショナルタイム、再び中野のロングスローからニアサイドで佐々木翔が頭でフリックして後方へ逸らし、ファーサイドでフリーとなっていたFWジャーメイン良が豪快なジャンピングボレーで3点目を奪った。

 3点のビハインドを背負った柏は、後半開始から3枚のカードを切って反撃を試みるも、思うように流れを引き寄せられない。細谷真大のゴールでようやく1点を返したのは後半36分。だが、「相手陣内でサッカーをやることにとにかくこだわった」というミヒャエル・スキッベ監督の言葉の通り、点差を考慮した無難な試合運びを実行した広島が勝利を手にした。

 しっかりとデザインされたロングスロー、そして状況に応じた戦いを見せた広島は優勝カップに値した。一方の敗れた柏はタイトル奪取に向け、勝点1差の2位につけているリーグ戦に全精力を傾けることになる。今シーズンの柏は敗戦後に強さを見せてきたが、決勝での悔しさをばねにラスト3節での逆転を手にできるのか。

■試合結果
柏レイソル 1-3 サンフレッチェ広島

■得点者
25分 荒木隼人(広島)
38分 東俊希(広島)
45+2分 ジャーメイン良(広島)
81分 細谷真大(柏)

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