来年1月に開かれる「春高バレー」JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会の出場権を懸けた新潟県予選会(県バレー…
来年1月に開かれる「春高バレー」JVA第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会の出場権を懸けた新潟県予選会(県バレーボール協会、NST新潟総合テレビ、産経新聞社主催)の男女決勝が2日、小千谷市の市総合体育館で行われた。男子は関根学園が悲願の初優勝、女子は新発田商が10年ぶり6度目の優勝を果たし、念願の全国大会への切符を手にした。
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男子は、高さを生かした攻撃と粘り強い守りが持ち味で、今年の全国高校総体(インターハイ)県予選でも優勝した関根学園が躍動した。この日の決勝では、身長186センチのエース竹田を中心に、緩急のある攻撃が持ち味の下鳥らが繰り出す多彩なアタックが決まり、新発田中央を3-1で撃破。昨年の県予選準優勝の雪辱を果たした。
新発田中央は、信田らが攻守に奮闘したが、総合力に勝る関根学園の壁は厚かった。
女子は、昨年の決勝と同じ顔合わせ。今年のインターハイ県予選で2連覇を達成した新発田商と、3年連続の春高出場を狙う長岡商が激突した。新発田商は、1、2年生だけで戦った昨年の選手がそのまま残り、戦力的に充実。この日の決勝も、伊藤、渡辺のダブルエースを軸に攻め、3-1で長岡商との激闘を制し、昨年の雪辱を果たした。
長岡商は、全員がアタックを打ってブロックの的を絞らせないコンビバレーで挑んだが、及ばなかった。
関根学園、新発田商は、来年1月5日に東京都渋谷区の東京体育館で開幕する全国大会に県代表として出場する。(本田賢一)
男子・関根学園
春日正史監督「ゼロからチームをつくり、優勝できたことがうれしい。高さを生かした攻撃で春高も頑張る」
竹田尊飛(たかと)主将「優勝できてほっとした。昨年の決勝で負けた悔しさを晴らすことができた」
女子・新発田商
伊藤学監督「県予選での優勝のプレッシャーを感じながら、この1年間戦ってきた。それが報われて感無量だ」
沢結子主将「3年生にとってはこの試合が集大成。春高に向け練習できる喜びをかみしめながら頑張りたい」